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火災から文化財守れ 横須賀の浄楽寺で消防訓練

社会 神奈川新聞  2019年01月24日 02:49

収蔵庫付近で一斉放水する消防団員ら =横須賀市芦名の浄楽寺
収蔵庫付近で一斉放水する消防団員ら =横須賀市芦名の浄楽寺

 「文化財防火デー」(26日)を前に、横須賀市消防局は23日、浄楽寺(同市芦名)で消防訓練を行った。寺の関係者ら約50人が参加。火災から文化財を守る手順を確認した。

 寺の収蔵庫には、仏師・運慶作で、国指定重要文化財の木造の不動明王立像や毘沙門天立像などが安置されている。

 訓練は、収蔵庫近くの雑木林から出火したと想定。土川憲弥副住職が重要文化財に見立てた箱を運び出し、消防団員らが一斉に放水した。訓練後、土川妙真住職は「地域や消防などのおかげで800年前の姿とあまり変わらず、そのままの状態でいられている。これからも守り続けたい」とあいさつした。

  ◇

 市消防局によると、市内の火災件数は22日現在、前年同期比11件増の16件で、特に放火(疑いを含む)が多い。火災による死者も既に昨年1年間(2人)の倍の4人で、同局は「空気が乾燥しているので火の取り扱いには十分注意し、家の周囲に燃えやすいものを置かないようにしてほしい」と呼び掛けている。


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