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「講師体調不良で中止」うその説明 横浜市職員、会場予約せず

社会 神奈川新聞  2019年01月23日 13:36

横浜市庁舎
横浜市庁舎

 横浜市南区が昨年10月に開催を急きょ取りやめた人権啓発講演会で、区が中止理由に挙げた「講師の体調不良」が事実無根だったことが23日、分かった。担当の女性職員が会場を予約できていないことに気付いたが、上司や講師側らにうその説明を重ねていたという。

 区が23日に発表した。区は「関係者に多大な迷惑を掛け、市の信用を失墜させる行為で大変申し訳ない」と謝罪。職員はうそを認め、「時間がたつほど(本当のことを)言い出せなくなった。反省している」と話しているといい、市は今後、処分を検討する。

 区によると、講演会は昨年10月29日午後、南公会堂で開かれ、講師役の車いすテニスの二條実穂選手が登壇する予定だった。

 20代の担当職員は昨年9月、自身のミスで会場を押さえられていないことに気付いたが、予定通りの内容で講演会開催を発表。一方で講師側と調整し、開催日を約20日後の11月19日に遅らせた。いずれも上司に報告しなかった。

 10月29日朝になって、職員は上司に「講師側から体調不良で講演できないと連絡があった」と報告。区のホームページに中止情報を載せた。当日の告知だったため、会場には研修のための市職員を含む約100人が集まっており、区は急きょDVDを上映した。

 職員は11月19日、今度は講師側に、「こちらの都合で開催できなくなった」と中止を一方的に通告。2日後に講師側が区に問い合わせ、職員のうそが発覚した。


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