1. ホーム
  2. カルチャー
  3. 100歳の軌跡 日本画家の鈴木さん、横浜高島屋で個展

30点ずらり  29日まで
100歳の軌跡 日本画家の鈴木さん、横浜高島屋で個展

カルチャー 神奈川新聞  2019年01月22日 17:00

画室で絵筆を執る鈴木竹柏さん=葉山町
画室で絵筆を執る鈴木竹柏さん=葉山町

 葉山町在住の日本画家、鈴木竹柏さん(100)の個展「百寿展 画室の星霜」が23日、横浜駅西口の横浜高島屋美術画廊で始まる。新作を含めた約30点が並ぶ。29日まで。入場無料。

 毎朝、午前6時ごろに起床し、朝食までの2時間を画室で過ごす。顧問を務める日展の展覧会に出品する作品など、複数の絵を並行して手掛ける。

 「あと何年生きられるか知らないが、とにかく絵を描くのが楽しくて仕方がない。描けなくなったら、もうだめだね」と鈴木さん。

 かつて国内外でスケッチをした風景を念頭に、最近は黄金色の雲がたなびく様子や金地の背景に墨の濃淡を生かした山岳風景など、幽玄の美を追求している。

 今回の個展には、こうした新作の小品や昭和から描きためた素描や淡彩作品を展示する。100歳を迎えての個展は自分でも予想外で「うれしい」と喜ぶ。

 鈴木さんは逗子市の生まれ。逗子開成中学校を卒業後、同市内の日本画家、中村岳陵に師事。10年余りの内弟子生活を送り、師と起居を共にした。戦争中で人手がなく、絵の修業の他に炊事、掃除も行った。

 「忙しくて外出できず、よく庭の植物を写生した。先生は真面目で細かな描写をされる方。描かれるのをそばで見ていたが、見過ぎてしまい、影響から抜け出るのが大変だった」と当時を振り返った。

 個展は午前10時から午後8時まで。29日は午後4時まで。問い合わせは横浜高島屋電話045(311)5111。 


シェアする