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厚木市長選、1カ月切る 三つどもえの構図か 多選是非が最大争点に

選挙 神奈川新聞  2019年01月22日 01:22

写真右から、小林氏、佐藤氏、石射氏
写真右から、小林氏、佐藤氏、石射氏

 任期満了に伴う厚木市長選(2月10日告示、同17日投開票)は、投開票まで1カ月を切った。これまでに立候補を表明しているのは現職3期目の小林常良(69)、ともに新人で県議の佐藤知一(49)、元市議の石射正英(65)の3氏=いずれも無所属、立候補表明順。三つどもえの構図となりそうだ。

 同市長選は近年、一騎打ちが続き、直近2回は小林氏と石射氏が争ってきた。3氏が出馬すれば2003年以来16年ぶりとなる。告示前から熱を帯びている背景には、現職の市長就任前後の経緯が関わっている部分が大きい。

 小林氏は07年に市長選に出馬し、4選を狙った当時の現職に多選批判を展開して初当選した。その後、市長任期を「3期12年まで」とする努力規定を盛り込んだ多選自粛条例を提案し制定につなげた。

 多選自粛は自ら掲げた公約だっただけに、小林氏の進退が注目されていたが、昨年12月5日に4選を期して出馬を表明。この決断を受け、佐藤氏が「多選阻止が一丁目一番地」、石射氏が「最大の出馬動機は多選への疑問」とそれぞれ立候補を決め、最大の争点に多選の是非が浮上した。

 小林氏は、本厚木駅南口の再開発や国道246号バイパスの建設促進に向けた用地取得など進行中の大型事業を挙げ「非常にジレンマがあるが、多くの事業を抱える現職の責任を投げ出すことはできない」と有権者に理解を求める。市立病院の建て替え整備など3期12年の成果も訴えている。

 佐藤氏は、同市議を2期務め、11年に県議に初当選し2期目。「市長が条例を守らないのはモラルハザード」と批判し、本厚木駅前を予定地とする市本庁舎移転計画についても経済活性化や減災の観点で再考を主張する。老朽化した市内の大規模団地の再生や行政の業務効率化も提案する。

 石射氏は、北里研究所病院薬剤部長などを経て03年の同市議選に初当選、2期を務めた中で議長も経験した。現職の立候補には「3期で完結するように職務を遂行し後継者をつくるべきだった」と指摘。独自に学校給食費の無料化、転入者に税減免を行う転入特別地域の創設などを掲げる。

 足元の市議会は昨年末、市民から提出された多選自粛条例の誠実な履行を求める陳情について、27人のうち24人が賛成し採択した。今月に入り、自民党県連が、石射氏を推薦することを決めている。


今月9日にあった厚木市長選の立候補予定者向けの事前説明会 =同市役所
今月9日にあった厚木市長選の立候補予定者向けの事前説明会 =同市役所

小林 常良氏
小林 常良氏

佐藤 知一氏
佐藤 知一氏

石射 正英氏
石射 正英氏

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