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末続らが走り方指導 平塚にランニングクラブ誕生 イベントで爽やかな汗

スポーツ 神奈川新聞  2019年01月21日 01:13

参加者の子どもと競争を楽しむ末続(右)=ShonanBMWスタジアム平塚
参加者の子どもと競争を楽しむ末続(右)=ShonanBMWスタジアム平塚

参加者の子どもと競争を楽しむ末続(右)=ShonanBMWスタジアム平塚
参加者の子どもと競争を楽しむ末続(右)=ShonanBMWスタジアム平塚

 北京五輪・陸上男子400メートルリレー銀メダリストの末続慎吾(38)=平塚市在住=らが立ち上げたランニングクラブ「EAGLE RUN」平塚支部の設立を記念したイベントが20日、平塚市のShonanBMWスタジアム平塚で行われた。

 県内在住者を中心に2歳児から84歳のマスターズ出場者まで約100人が参加。一昨年の日本選手権に出場するなど今も現役として競技生活を続ける末続らにアドバイスを受けた参加者らは、ジョギングや時間走などを笑顔でこなし、爽やかな汗を流しながら走る楽しさに浸った。

世代超え「楽しさ」共有


 一定の時間で長距離をひたすら走る「時間走」。多くの競技者にとって、苦しいメニューとして定着している練習だが、末続流のそれは違った。

 「マイペースを知ることって実は難しい。自分のペースを知れば楽しむことにつながる」。20秒間でゴールにたどり着くまで、気持ち良く駆けるための距離は? そんな問い掛けに、参加者はおのおのの体と向き合い、自分なりのスタート地点を決めていった。

 限界を知ろうと全力で走る子どもがいれば、体を気遣いながら緩やかに走る成人男性もいる。共通するのは駆け抜けた後の笑顔だ。茅ケ崎市の猪爪多香美さん(17)は高校陸上部に所属。短距離走のタイムを縮められない重圧と戦っていたといい「小さい頃に味わった走る楽しさを思い出せた」と頬を緩めた。

 北京五輪でメダルを獲得し、自らもトップ選手として結果を求められるプレッシャーと戦い、「楽しさ」を見失いかけた時期もあったという末続は言った。「答えは自分で選べばいい。走ることはつらい一面もある。楽しみ方を走る人に選択してもらいたい」


肩甲骨や太ももを意識した動作で参加者とレースを楽しむ末続(中央)
肩甲骨や太ももを意識した動作で参加者とレースを楽しむ末続(中央)

 以前から構想を温めていたクラブ創設に踏み切ったのは昨年のこと。全国各地の中学生から大学生、マスターズまでの各世代の大会にゲスト出場などしながら、「各世代がつながる空間、一緒に走れる機会がなかった」と感じ、競技そのものの楽しさをもっと味わえる環境をつくり出したいと思ったという。

 その思いに、これまでプロ野球選手やJリーガーを含む4万人に走法を指導してきた荒川優コーチ(29)も「海外では当たり前だけど、日本にはなかった試み」と賛同し、タッグを組んだ。今後は主に荒川コーチが指導し、普及に当たる末続は飛び入りで参加する。

 「楽しかった」。そう言って家路に就く子どもたちを見届けた末続は「この活動は絶対広げていきます」と誓った。

 ▽開催日程 毎週金曜日は午後7時から、日曜日は午前10から各2時間▽費用 入会金3千円、正会員(月8回)1万4千円、非会員は参加チケット5枚で1万円。詳細はクラブ公式サイト


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