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〈時代の正体〉「政治装った差別」 日本第一党のヘイト街宣に市民ら抗議の声

時代の正体 神奈川新聞  2019年01月20日 02:15

プラカードを掲げ日本第一党に抗議する市民ら=JR川崎駅東口
プラカードを掲げ日本第一党に抗議する市民ら=JR川崎駅東口

【時代の正体取材班=石橋 学】差別的言動で人権侵害を繰り返す極右政治団体・日本第一党のヘイト街宣が19日、JR川崎駅東口で行われ、多くの市民が抗議の声を上げた。「またヘイトスピーチだって」「まだやっているのか」。政治活動を装った差別扇動活動は4回目。統一地方選を前に悪化をたどる事態に道行く人も一様に非難の目を向けた。

 これまで同様、抗議活動に取り組む市民が「差別主義者は帰れ」と声を上げ、市民団体が周知のアナウンスを響かせた。

 「街宣を行っている日本第一党は、政治活動に名を借りてヘイトスピーチを繰り返す差別扇動団体です」

 事態を知り、通りすがりの人々も足を止めた。近くで居酒屋を営む女性(60)は「店にはいろんな国の人たちが来てくれる。そうして私たちの生活は成り立っている。差別を聞くのも聞かせるのも耐えられない」と語気を強めた。

 県警が設置した鉄柵の中、「反日勢力による日本人差別と戦っています」の文字が横断幕で掲げられた。ヘイトスピーチの被害を訴える外国人市民を「敵」と示し、差別と排斥をあおるメッセージ。その横で今春の相模原、横浜市議選で立候補予定の公認候補者がマイクを握る。

 「子どもに説明がつかない」。小1の息子の手を引く川崎市中原区の会社員男性(43)は「せめてもの救い」を抗議に集まった市民の姿に求めた。第一党は川崎市議選に無所属で立候補予定の佐久間吾一氏の支援を表明し、川崎区で街宣活動を始めているが、「差別が公に認められたものであるかのように発信されるのは防がれなければ」。

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