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【K-person】北山宏光さん
映画初出演で初主演 猫と人間の二役に挑戦

K-Person 神奈川新聞  2019年01月20日 01:50

映画の一場面から(左から平澤宏々路、北山宏光、多部未華子)=(C)板羽皆/集英社・2019「トラさん」製作委員会
映画の一場面から(左から平澤宏々路、北山宏光、多部未華子)=(C)板羽皆/集英社・2019「トラさん」製作委員会

北山宏光さん

 アイドルグループ「Kis-My-Ft2」(キスマイ)のメンバーとして、バラエティー、ドラマ、舞台などさまざまな場所で活躍し、マルチな才能を発揮してきた。2月に公開する映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」(監督・筧昌也)では、映画初出演にして初主演を果たす。

 人気少女コミックが原作の本作。主人公である売れないマンガ家の寿々男(すずお)は、交通事故で妻子を残して死んでしまう。突然の別れとなった妻(多部未華子)と娘(平澤宏々路(こころ))の生活を、あの世から心配する寿々男。ある日、寿々男はトラ猫に姿を変えて、二人の元に現れる-。

 人間と猫、一人二役を演じるユニークな役どころ。「猫の表情を表現するのは、役者さんでも悩む題材だなと思いながら演じました」と振り返る。特製の“猫スーツ”を身に着け、ご飯を食べたり、毛繕いしたりするなどの猫のしぐさも研究し、トラ猫になりきった。

 「もし、初主演は何ですかと問われた時に『猫です』と言える。そんな忘れられないフレーズもできたので、この映画に出演できたことにとても感謝しています」と笑顔を見せる。

 物語では、寿々男と家族との絆が、限りある命の尊さを観客に伝える。一度しかない人生。だからこそ、「たとえ失敗したとしてもチャレンジした方がいい。まず、勇気を出してスタートラインに立つことが何より大切だと思う」と語る。

 相模原で育った。「小さい頃、仲間で遠出するときは海老名の映画館に行きました」と懐かしむ。高校までサッカーに打ち込んでいたが、「プロにはなれない」と思い、別の道を探しているときに芸能活動と出合った。アイドル活動をしながらも大学に通って経営学を学ぶなど、見識を広めてきた。

 「映画も舞台もテレビも、一つ一つの仕事を大切にして、この人と仕事がしたいと思ってもらえるタレントでいつもいたいです」と語る。

 マルチな才能を生かして、これからも幅広い視野で、真摯(しんし)に芸と向き合っていく。

きたやま・ひろみつ 1985年生まれ。相模原市出身。「Kis-My-Ft2」のメンバー。ドラマ、バラエティー、舞台など幅広く活躍。映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」は2月15日から全国上映。

記者の一言
 地元の話を尋ねると、顔がパッと明るくなった。キスマイは県内出身のメンバーが他にもいる。「昔はよく家に遊びに行ったりしましたね」と懐かしむ。CDデビューしたのは、26歳。「体育会系で育ってきたので、自分より年下の子たちがセンターで歌ったり、踊りが上手だったりするのがめちゃくちゃ悔しかった」。こう素直に打ち明ける姿が印象的だった。諦めず、努力を重ねてきた結果が今の人気につながっている。記者が「横浜から来ました」と伝えると、「横浜、めっちゃかっこいい所だ。花火大会に行ってましたよ」と別れる間際まで、気さくに話してくれた。


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