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若者、火に投げ“厄払い” 戦前から続く伊勢原の伝統行事

話題 神奈川新聞  2019年01月17日 02:22

炎の中に投げ入れられる青年会員=伊勢原市神戸
炎の中に投げ入れられる青年会員=伊勢原市神戸

 燃えさかる炎に若者を投げ入れ、無病息災を祈る「どんど焼き」が14日夜、伊勢原市神戸(ごうど)地区であった。この1年に出産などの祝い事があった神戸青年会の5人が火中に投じられた。神戸自治会によると、起源は不明だが、戦前から続く県内でも珍しい伝統行事として受け継がれている。

 だるまやしめ飾りなどで家の形に作った「御仮屋(おかりや)」を火にくべた後、会員たちは炎の勢いが弱まるのを見計らいながら、「せーの」の掛け声とともに仲間を火中へ。顔をてぬぐいで覆い、つなぎなどの燃えにくい服を着るなど安全対策は講じているものの、周辺に火の粉が舞う迫力に見物客からは歓声や悲鳴が上がった。

 仲間の手で投げ入れられた会員の今屋政人さん(25)は、昨年長女が生まれたという。「ものすごく熱かった」としながらも「厄よけで、運が回ってきそう。家族みんなが元気に過ごせればいいなと思う」と語った。

 若者の投げ込みが終わると、住民は食べると健康に過ごせるとの言い伝えがある団子を竹につるして炎であぶり、1年の無病息災を祈っていた。


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