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工夫重ねた漆芸の技を紹介 そごう美術館で27日まで

話題 神奈川新聞  2019年01月15日 01:45

高度な技術の漆芸品に見入る来場者ら =そごう美術館
高度な技術の漆芸品に見入る来場者ら =そごう美術館

 近現代の漆芸作家93人による約140点の作品を通して、漆の多彩な技を紹介する「URUSHI伝統と革新展」が、横浜駅東口のそごう美術館で開催中だ。27日まで。

 漆工芸は中国大陸などから伝来し、1300年以上の歴史の中で、日本独自の技法を発展させてきた。歴代の重要無形文化財保持者(人間国宝)から、現在活躍中の若手まで、伝統を受け継ぎながら、各自が工夫を凝らした作品が並ぶ。

 地方ならではの技術もあり、香川県で盛んな「蒟醤(きんま)」は、素地に漆を塗り重ねた表面を刃物で彫り、その溝を色漆で埋める技法。会場でレクチャートークを行った同県在住の漆芸家、藪内江美さん(38)は「蒟醤は中国や東南アジアから入ってきた技法で、江戸末期から香川で発展してきた。彩りが美しいのが特徴」と解説した。

 藪内さんの作品「的●(てきれき)」は、美しい青緑色のグラデーションを背景に、交差する木の枝を黒いシルエットで表した絵画的な箱。「植物そのものというより、その場の雰囲気を表現したい」と話した。

 入場料は、一般1200円、高校・大学生千円、中学生以下無料。問い合わせは同館電話045(465)5515。

●=白へんに樂


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