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里山散策路、住民が開拓 二宮、「富士見」ツアーも

話題 神奈川新聞  2019年01月14日 01:42

二宮町北部の里山を満喫する散策ツアーの参加者=二宮町一色
二宮町北部の里山を満喫する散策ツアーの参加者=二宮町一色

 二宮町北部の里山を満喫できる散策コースの開拓に地域住民が取り組んでいる。案内板を自前で設置し、六つのコースを紹介した観光マップも作製。13日には富士山などを遠望できるコースでツアーを開き、散策を楽しんだ。これまで町南部が中心だった行政主体の観光政策から一歩踏み込んで、住民自らが地域の観光資源を育もうとしている。

 同町北部の一色、百合が丘、緑が丘の各地区は小高い山々に囲まれ自然も豊かで、ミカンやオリーブなどの生産が盛ん。一方、急激な高齢化に見舞われており、地域活性化の一環として、住民らでつくる一色小学校区地域再生協議会が2017年に観光用の散策コースの開拓に着手した。

 メンバー15人が地域の自然や歴史文化のスポットをピックアップ。同町の特産でもあるミカンやオリーブの畑を巡ったり、桜の名所を集めたり、歴史的な神社仏閣を回ったりと特色ある6コースを選んだ。

 まずは地域住民を対象にツアーを順次開催。昨年9月からはコースを案内する案内板や標識を設置し、これまでに6コースで計25カ所に完成させた。昨年10月には「にのみや里山散策路マップ」(A2判)にまとめて約6千部を作製、同町観光協会で配布している。

 この日の散策ツアーには地域住民ら約40人が参加。一色防災コミュニティーセンター(同町一色)を起点に「富士見コース」約3キロを巡った。ミカン畑の広がる丘陵地を歩きながら、地域のシンボルでもあるタブノキの大樹や神社などを見て回った。

 見どころの富士山のビュースポットは標高158メートルの里山の頂上。あいにく雲で隠れていたが、ガイド役のメンバーは「(国の関東富士見百景に指定されている同町内の)吾妻山より標高が高く、この時期が一番きれいに見える」と説明した。

 その後はコース外にも足を延ばし、「雛(ひな)の吊(つる)し飾り展」が行われている古民家ふるさとの家(同)へ。約7千個のかわいらしい手作りの吊し雛を見て楽しんだ。

 同協議会散策路部会の部会長は「二宮町の北部にも知られてない魅力はいっぱいある。ファンが増えて、ゆくゆくは移住者も多くなってくれれば」と期待する。町内から次女(7)と参加した住民(39)は「地元の知らない一面を知ることができて良かった」と笑顔だった。

 「雛の吊し飾り展」は15日までの午前10時~午後3時半。入場無料。


古民家ふるさとの家で飾られている吊し雛
古民家ふるさとの家で飾られている吊し雛

地元住民が製作した散策用の案内表示板=二宮町一色
地元住民が製作した散策用の案内表示板=二宮町一色

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