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秦野に明るいトンネル完成 子どもらが壁画を制作、鮮やかに

話題 神奈川新聞  2019年01月12日 17:00

トンネル内を鮮やかに彩った壁画の前で、完成を祝う子どもたち=秦野市北矢名
トンネル内を鮮やかに彩った壁画の前で、完成を祝う子どもたち=秦野市北矢名

 暗くて通行しにくい秦野市北矢名の東名高速道路高架下のトンネル内を明るくしようと、市内の絵画サークルのメンバーらが10月下旬から制作を進めてきた壁画が完成し、12日に完成式典が行われた。メンバーである子どもたちはいつもより大きなキャンバスに鮮やかな鳥やクジラ、チョウやキリンを描き、躍動感あふれる力作に仕上げた。

 市や住民によると、トンネルは通学路にも隣接しているが、近年は交通量が多い。地元の自治会長からは「スピードを出す車が多い」「暗くて殺風景」との意見が出ていたという。

 そこで市が環境改善と落書き対策として、同市戸川の絵画サークル「Crazy Pumpkin(クレイジーパンプキン)」に壁画の制作を依頼。代表の久保寺こずえさん(60)の指導のもと、発達障害のある生徒や社会人を含めた5歳から24歳まで22人が制作に参加した。

 向かったのは、いつもの画用紙よりも何倍も大きい縦1・9メートル、横幅40メートルの壁。壁を所有する中日本高速道路からペンキと絵筆の提供を受け、10月27日から計5日間にわたって絵筆を振るってきた。

 19作品が統一感のあるデザインで並び、予定より約2週間早い12月9日に出来上がったという。

 12日の式典には約50人が出席し、記念写真を撮るなどして祝った。トンボを伸びやかに描いた市立北小学校3年の金澤和潤(かうり)君(8)は「羽の線を細く描くことが大変だった。いつも画用紙に描いているので、トンネルに絵を描くことができてうれしい。見る人に明るい気持ちになってもらいたい」と出来栄えに満足顔だ。

 構成を考えた市立東中学校3年の児島佐和子さん(15)も、力作に胸を張る。「手の届かないところを描くことや、大きさの想像がつかないことが難しかった。めったにない機会なので、このサイズに絵を描く経験ができて良かった」と笑みを浮かべた。


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