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親子鷹で五輪へ 横須賀市立中2年の勝目さん、全国で優勝

スポーツ 神奈川新聞  2019年01月07日 02:12

全国中学選抜選手権の優勝メダルと賞状を手にする勝目大翔さん(右)と父・力也さん=横須賀市公郷町
全国中学選抜選手権の優勝メダルと賞状を手にする勝目大翔さん(右)と父・力也さん=横須賀市公郷町

 横須賀市立不入斗中学2年の勝目大翔(だいと)さん(14)が、2018年11月下旬に開かれた、レスリングの全国中学選抜選手権男子38キロ級で優勝した。決勝を含む全5試合で相手選手に点を与えない圧倒的な強さを見せつけ、中学生になって初めて全国の頂点に立った。「誰よりも勝ちたい気持ちが強かった」と胸を張る中学生チャンピオンの見据える先は、父が果たせなかったオリンピック出場だ。

 大翔さんは、48人がエントリーした38キロ級に第1シードとして出場。初戦の2回戦から準決勝までの4試合全てで、第1ピリオドで10点差をつけ、テクニカルフォール勝ちを収めた。決勝でも千葉県の中学1年生を寄せ付けず、ポイントすら与えなかった。大翔さんは「将来に向け、『この大会は絶対に優勝しないと駄目』と思っていた」と振り返る。

 大学時代に全日本学生選手権で3連覇を果たすなど輝かしい戦績を残した父・力也さん(45)の背中を追い、5歳でレスリングを始めた。

 父が監督を務める「ネクサスレスリングチームヨコスカ」(同市公郷町)に所属。持ち前の瞬発力とスピードを武器に、全国大会で優勝するなど着実に力をつけていった。

 だが中学進学後、思うように勝てなくなった。17年6月の大会は初戦敗退、同年11月の大会でもベスト8止まりだった。「相手が強かった。何とかしたいとずっと思っていた」。悔しさをバネに練習を重ねた。「勝ちたい気持ち、体力、攻める力の全てが昨年を上回っている」と自分の成長を実感できる程に。力也さんも「体の軸がしっかりしてきた」と目を見張る。

 全国中学選抜選手権では、これまで切磋琢磨(せっさたくま)してきたライバルたちが41キロ級に階級を上げた。だが力也さんが長男の身長やパワーを考慮し、38キロ級で出場すると判断した。それだけに「次はライバルと戦って連覇をしたい。それでこそ真の中学王者」と大翔さん。「高校、大学で連覇しながら、五輪に出場できなかった選手はほぼいない。自分が悔しい思いをしたからこそ、息子には絶対に出場してもらいたい」と語る父に、大翔さんは「絶対に出る。父を超えたい」と応じた。


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