1. ホーム
  2. 話題
  3. 「チョウザメ」三浦名産に 今秋出荷へ、キャビアづくりも

「チョウザメ」三浦名産に 今秋出荷へ、キャビアづくりも

話題 神奈川新聞  2019年01月07日 01:46

採り出したチョウザメの卵を手にする伊豆島社長=三浦市南下浦町菊名
採り出したチョウザメの卵を手にする伊豆島社長=三浦市南下浦町菊名

採り出したチョウザメの卵を手にする伊豆島社長=三浦市南下浦町菊名
採り出したチョウザメの卵を手にする伊豆島社長=三浦市南下浦町菊名

 三浦市の農業生産法人が今秋にも、養殖するチョウザメの出荷を本格化させる。チョウザメはキャビアの元になる卵だけでなく、うろことえら以外は全て食用になる。同法人は販路を確立するための準備を進めており、昨年11月中旬には市内の飲食店で初めての三浦産キャビアづくりも行われた。同法人は「チョウザメが地元の名物となるよう、地域や飲食店と連携していきたい」と意気込んでいる。

 養殖しているのは、農業生産法人「デリーターファーム」(同市初声町下宮田)。水源地だった同市初声町高円坊の敷地内にビニールハウスなどを設け、現在は約500匹を飼育している。

 チョウザメで食材として広く知られているのは、世界三大珍味の一つ・キャビアの元になる卵だ。

 同法人によると、メスは生まれて約7年で採卵できるようになる。約500匹のうち、約100匹が生まれて6年で、うち約50匹がメス。同法人は採卵できるようになる秋をめどに、出荷を始める予定。同法人が手掛ける卵でつくったキャビアは「柔らかく、まろやかで口の中でとろける」という。

 昨年11月中旬には、同法人の取り組みに興味を持った飲食店「伊豆島」(同市南下浦町菊名)で、キャビアづくりが行われた。同法人が業者から仕入れ、約1カ月水槽で育てたチョウザメを使用。体長1・1メートル、重さ6・9キロの身から1180グラムの卵が採れた。同店の伊豆島信行社長(68)は仕入れ業者からさばき方や、キャビアのつくり方などを教わった。同法人によると、卵だけでなく、身は刺し身やしゃぶしゃぶなどでも楽しめるといい、伊豆島社長は「身の調理法も研究していきたい」と意欲を示した。

 今秋の出荷に向け、同法人は卵を持つメスだけでなく、オスの身の販売先の開拓にも力を入れている。法人は「7年魚を出荷するまでに、販売ルートを確立したい」としている。


シェアする