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「ひと筆書き」挑戦の田中さん 三百名山、笑顔で踏破へ

話題 神奈川新聞  2019年01月06日 03:45

壇上で正座して身を乗り出し、観客の質問に答える田中陽希さん=相模原市南区相模大野の相模原南市民ホール
壇上で正座して身を乗り出し、観客の質問に答える田中陽希さん=相模原市南区相模大野の相模原南市民ホール

 鹿児島県屋久島から北海道利尻島まで、徒歩とシーカヤックなど人力だけで1万キロ以上の距離を移動しながら、日本三百名山の連続登山を続けているアドベンチャーレーサーの田中陽希さん(35)=相模原市在住=が昨年12月25日夜、同市南区の相模原南市民ホールで交流会を開いた。約400人のファンらを前に「山だけでなく、途中でいろいろな人と出会い、笑顔を交わしてゆきたい」と意欲を語った。

 田中さんは2014年、「日本百名山ひと筆書き」と題して、屋久島の宮之浦岳から利尻島の利尻岳までの約7800キロを徒歩などで縦断しながら日本百名山の登頂に挑戦し、208日と11時間で達成。15年には別の100山に登る約8千キロの「二百名山」の旅を222日間で成し遂げた。

 今回は、過去に踏破した200山に100山を加えた三百名山(実際は上越の荒沢岳を入れた301山)へのチャレンジで、昨年1月にスタートした。

 屋久島から北上して昨年12月、県内の丹沢山と大山を登り、2018年の行程は一区切り。現在も乗り物には一切乗らない田中さんは、東京都内の山岳関係企業などに徒歩であいさつ回りに出向く一方、地元の相模原市で交流会を開いた。

 ザックを背負った登山姿で登壇した田中さんは「手の骨を折るなどしてスケジュールを練り直した。当初は2年間の予定だったが、301山のうちまだ121山なので、ゴールまでに少なくともあと1年半くらいかかりそう」と近況を説明。「これからの北陸は雪のラッセルが大変。不安も緊張もあるが、まだ180山も楽しむ山が残っている。笑顔で次の山へと向かいたい」と話した。

 今回の挑戦はNHKが継続的に放映。素朴な人柄から全国にファンが多い。会場では一緒に記念写真を撮ろうと、数十人が長い列を作った。


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