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地域力 担う人々
介護予防 児童も協力 横浜・瀬谷の団地サロン

話題 神奈川新聞  2019年01月05日 08:09

お年寄りと触れ合う南瀬谷小の児童ら=南台ハイツB集会所
お年寄りと触れ合う南瀬谷小の児童ら=南台ハイツB集会所

多世代交流の場目指す


 住民の高齢化が進む横浜市瀬谷区の市営団地、南台ハイツで運営されている介護予防のサロン「月の会」に昨年12月、地元の小学生が総合学習の一環で交流に訪れた。お年寄りたちは一緒に体を動かしたり、児童が考案したゲームで遊んだりして、いつもとは違うにぎやかなひとときを満喫。「こうした多世代交流の場を増やしていきたい」と、今後の活動の充実や健康づくりに生かす道を探っている。

 12月11日の昼下がり、南台ハイツのB集会所に市立南瀬谷小の5年生35人がやってきた。お年寄りとペアを組み、アニメの曲を流しながらのオリジナル体操。「気持ちよく伸ばします」「体をひねります」。見本を示す児童を前に、向かい合ったペア同士で手を合わせたり、一緒に手拍子をしたりして打ち解けた。

 交流は1時間程度の限られた時間だったが、トランプや福笑い、ビンゴなど児童が考えたレクリエーションを次々と堪能。折り紙で手作りしたプレゼントも渡され、参加者の笑顔が絶えなかった。

 「子どもたちから力をもらった。こうした機会を多く持てれば」と、自らも楽しんだ南台ハイツ自治会の石井明会長(78)。最後は参加者がそろって児童を見送った。

 月の会は18年1月に始まり、4月から本格展開。毎週火曜の午後に20人ほどが集まり、体操や歌声喫茶、折り紙、茶話会などを楽しんでいる。健康や防犯に関する講話を聞くこともあるが、子どもとの交流はこれまでなかったという。

 一方、地域を知る総合学習の中で月の会を知った南瀬谷小の5年生は、高齢者の定義や福祉に関する知識を地域ケアプラザの担当者から教わるなどして理解を深め、この日に臨んだ。振り返りの授業では、「また交流したい」「地域でも声を掛けたい」といった意見が出たという。

 月の会を運営するNPO法人「せや」の林茂理事長(79)は今回の交流に手応えを感じ、「サロンを使って多世代がもっと触れ合えるようにしたい。会場も空き店舗などを活用して常設とし、食事も提供できるようにしていきたい」と今後を見据えている。


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