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1月20日
山本昌さんら講演 子どもの故障防げ、野球指導者セミナー

話題 神奈川新聞  2019年01月05日 02:30

学童野球の指導者らを前に、子どもに必要な肩と肘のストレッチなどを紹介(過去のセミナーより)
学童野球の指導者らを前に、子どもに必要な肩と肘のストレッチなどを紹介(過去のセミナーより)

 野球を楽しむ子どもを故障から守り、競技人口の減少に歯止めをかけようと、学童野球に携わる指導者や医療関係者、保護者らを対象とした「神奈川学童野球指導者セミナー」(神奈川新聞社など後援)が20日、横浜市西公会堂(同市西区)で開かれる。参加者を募集している。

 国内の小中学生の野球人口は2016年時点で約49万人。10年間で17万4千人減った計算で、特に中学軟式は4割減と顕著だ。競技スポーツの多様化や保護者の重い負担など理由は多岐にわたる。こうした危機的状況を「野球県」の神奈川から変えようと、慶応高の上田誠前監督らが17年にセミナーを立ち上げた。

 2度目となる今回は、スポーツ整形外科の第一人者として知られる山崎哲也医師(横浜南共済病院)ら医療の専門家が投球過多などによる故障の原因や予防法、指導者の心構えなどを、実践例を踏まえながらレクチャーする。

 上田さんは「人口減で選手一人一人の負担が重くなり、故障でさらに人口が減るという悪循環に陥っている。成長期は肘や肩を壊しやすい。まずは野球が好きな子が、けがで諦めるという状況をなくしたい」と語る。

 また、野球に親しむ機会の少ない児童らにもボール遊びを楽しんでもらおうと、筑波大野球部監督の川村卓教授が考案した「並びっこベースボール」も紹介する。

 カラーバットとゴムボールを使用した遊びで、打者はポール上の球を打ってから目印を回ってホームに戻ってくる。守備側はボールを捕った人の元に全員が集まり、バッターが本塁にかえる前に座ればアウトとなる。

 小学校低学年では覚えるのが難しい野球のルールを簡素化し、投球や走者といった要素も除外。上田さんは「バットがなければ手打ちでいいし、ボール一つあればできる野球ごっこ。学校や幼稚園、保育園でやってもらい、子どもに野球をやる楽しさを知るきっかけをつくってほしい」と話す。

 当日は同セミナーの世話人である横浜高の渡辺元智前監督、日大藤沢高出身で元中日投手の山本昌さんらも学童野球をテーマに講演する。午前9時半スタートで参加費2千円。申し込み・問い合わせは同セミナーのホームページ(https://www.kb-leaderseminar.com)へ。


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