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「何が出るかな?」 平塚市内4図書館で「本の福袋」

話題 神奈川新聞  2018年12月31日 17:00

何が入っているか分からない「本の福袋」
何が入っているか分からない「本の福袋」

 開けてからのお楽しみ-。平塚市図書館は1月、市内4図書館で中にどんな本が入っているか分からない「本の福袋」の貸し出しを数量限定で行う。本好きの人もそうでない人も「いろいろなジャンルの本に幅を広げてほしい」と、図書館職員がお薦めの一冊を選んだ。

 「クスっと笑える」「とっても好きなもの」。福袋にはそれぞれテーマが決められており、それに見合った本2冊が入っているが、ジャンルはさまざま。テーマも一つ一つの福袋で異なり、同じものは一つとしてない。

 福袋は2017年12月に市中央図書館(同市浅間町)で試験的に貸し出しを行った。例えば「毒のある本」のテーマの福袋には写真集「ときめくきのこ図鑑」(山と渓谷社)と自己啓発本の「毒舌の会話術」(幻冬舎)。「酒が旨(うま)い!」では入門書「蔵元を知って味わう日本酒事典」(ナツメ社)と、テレビドラマ化もしたインターネット小説「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)をセットにした。

 「普段は書庫に入っている本や、目に付くことの少ない本を選んだ」とこだわった担当者。1週間で約70袋が貸し出され、利用者からは「自分では選ばないような本を読めて面白かった」という声も届いたという。

 好評を受け、今回は市中央図書館だけでなく市北図書館(同市田村)など市内全館に拡大。子ども向けと大人向けに分けて、1月5日から先着計110袋を貸し出す予定だ。

 県内では相模原市や鎌倉市などでも既に広がっている「本の福袋」。背景にあるのは活字離れによる図書館利用者の減少だ。平塚市内4図書館では2015年度は約76万人だった来館者も17年度には67万人。貸し出し点数も152万点(15年度)から137万点(17年度)と右肩下がりの状態が続く。

 市図書館担当者は「本を読みたくても、どんな本を選んでいいのか分からないという人にも図書館を利用してもらうきっかけになれば」と期待する。福袋はそれぞれの図書館内に陳列され、カウンターから貸し出しができる。利用には市の図書カードが必要で、貸し出しは1人1袋まで。


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