1. ホーム
  2. スポーツ
  3. 明治学院大、箱根駅伝初出場へ 関東学連選出の鈴木主将

明治学院大、箱根駅伝初出場へ 関東学連選出の鈴木主将

スポーツ 神奈川新聞  2018年12月28日 02:11

箱根駅伝に向け、調整する明治学院大・鈴木さん。後ろは棚瀬ヘッドコーチ(左端)と門間コーチ=明治学院大横浜キャンパス
箱根駅伝に向け、調整する明治学院大・鈴木さん。後ろは棚瀬ヘッドコーチ(左端)と門間コーチ=明治学院大横浜キャンパス

箱根駅伝に向け、調整する明治学院大・鈴木さん。後ろは棚瀬ヘッドコーチ(左端)と門間コーチ=明治学院大横浜キャンパス
箱根駅伝に向け、調整する明治学院大・鈴木さん。後ろは棚瀬ヘッドコーチ(左端)と門間コーチ=明治学院大横浜キャンパス

 来年1月2、3日の第95回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)にオープン参加する関東学生連合のメンバーとして、明治学院大4年で陸上部主将の鈴木陸さん(22)の出走が濃厚となっている。実現すれば明学大からは初出場となり、学生時代のラストランで歴史を切り開く。本番を目前に控え、最後の調整を続ける鈴木さんは「同期や応援してくれる人の思いを背負い、いい走りをしたい」と意気込んでいる。

 10月13日の予選会(21・0975キロ)で1時間5分1秒を記録し、本戦出場を逃した各大学のトップ選手の中で11番手に食い込んだ。関東学連メンバー16人のうち、本番でたすきをかけられるのは10人。最終選考となる11月下旬に横浜市内で開かれた1万メートルの関東学連記録会で10番手に滑り込んだ。

 「なるべく前で走った方がいいよ」。記録会前日に届いたメッセージの送り主は、2年先輩の宮岡盛治さん(23)。宮岡さんは2年前、明学大初の関東学連に選ばれたものの、記録会は15位。箱根駅伝の出走はかなわなかった。

 記録会で鈴木さんはアドバイス通りにトラック1周目から先頭集団に付いた。チームメートの声援も聞こえるリラックスした走りをみせ、公式の自己ベストを1分近く更新、明学大史上初の箱根路をほぼ手中にした。

同期の存在


 強豪の茨城・水城高出身。同高2年時に足の骨を2本折る交通事故に巻き込まれたが、3年生の時に全国大会に出場、主将も務めた。箱根駅伝常連校から声も掛かったが、「キャプテンシーなど、自分を生かせるのは明学」と、チームとして箱根経験がない大学を選んだ。

 「箱根を目指すには予想以上に厳しい環境だったが、同期の存在が大きかった」。3年まで泣かされた故障も4年からは、ほとんどなくなった。夏合宿を経て、今年8月に開かれた「第3回黒姫・妙高山麓大学駅伝」では区間賞。「追い抜くごとに感覚をつかんだ。いい調子は今も続いている」。父の健さん(50)も専修大の選手として、1990年の箱根駅伝で7区を走った。親子で名を刻む日を心待ちにする。

応援を力に


 明学大陸上部は横浜キャンパス(横浜市戸塚区)を拠点とし、日産自動車陸上部OBの棚瀬亮治ヘッドコーチ(45)が指導して8年目になる。箱根を目指し、自ら勧誘した教え子たちも着実に成長。予選会はチームとして目指した15位には届かなかったが、過去最高タイの20位だった。

 棚瀬さん自身、東京農大での現役時代は箱根を3度走り、戸塚区を通る9区の力走でシード権を2度守り抜いた。「精神的に強く、箱根駅伝のランナーとしてふさわしい選手に成長してくれた。明治学院大学を代表する学生として、箱根路を堪能してほしい」と鈴木さんを送り出す。

 鈴木さんは茨城の金融機関に就職が決まっており、競技としてのレース出場は箱根が最後になる。区間エントリーの最終決定は今月29日。「キャンパス近くの区間だと声援が大きいかな。ただ、任せられた場所できちんと準備し、集大成の走りを見せたい」


シェアする