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「亥」のように前へ 彫刻家が石像を奉納 秦野・出雲大社相模分祠

話題 神奈川新聞  2018年12月26日 17:00

完成したイノシシの石像を前にする西巻さん=秦野市平沢の出雲大社相模分祠、2018年12月26日撮影
完成したイノシシの石像を前にする西巻さん=秦野市平沢の出雲大社相模分祠、2018年12月26日撮影

 来年の干支(えと)「亥(い)」にちなんだイノシシの石像が26日、出雲大社相模分祠(ぶんし)(秦野市平沢)の鳥居前に奉納された。伊勢原市在住の彫刻家西巻一彦さん(59)が毎年、神社の依頼を受けて干支の石像を作っており、6体目となった。

 10月上旬から製作に取り掛かり、真鶴町産の本小松石をのみやハンマーで削って12月上旬に完成させた。イノシシをモデルに、台座部分を含めた高さは62センチ、体長は90センチと、過去最大の大きさで、力強く前へ進む姿を表現。かわいらしい造形にし、子どもが腰掛けたり、手触りを楽しんだりできるようにした。

 県内外のモニュメントを手掛けている西巻さんは2011年、血液のがんである悪性リンパ腫を患った。16年には心筋梗塞で心肺停止の状態となったが、一命を取り留めた。西巻さんは石像を前に「自分を奮い立たせるため、大きな作品にした。参拝に来る方に『前を向いて進みましょう』とメッセージを込めた」と話している。


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