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IT活用、農業元気に 農家の課題解決を支援 外部人材とマッチングも

経済 神奈川新聞  2018年12月26日 17:00

「できる.agriコミュニティ」が千葉県内で行ったセミナー
「できる.agriコミュニティ」が千葉県内で行ったセミナー

 農業の現場でIT技術を幅広く活用してもらおうと、農家と非農業人材をマッチングする試みがスタートした。農畜産物の品質・収量の向上だけでなく、全従業員の業務の可視化、会計の自動化など、農業関連分野でITを活用できる場面は多い

。国内の農業人口が減少の一途をたどる中、ITの力を使った農業の効率化と多角化に期待がかかる。 

東北から九州まで


 10月末、農家が抱える課題を非農業領域の人材とのマッチングで支援するウェブ上のコミュニティー「できる.agriコミュニティ」が始動した。県内外の農家や企業、個人など計約40人のさまざまな人材が参画している。農業経験が無いメンバーも多いが、共通しているのは「それぞれの農家が目指す形を実現させ、日本の農業を元気にしたい」という思いだ。


 スタートから2カ月。農家を軸に、ITエンジニアやクラウドファンディングの企業などが協働し「生産から出荷までをすべてIT化したアスパラ生産」「アパレル企業とコラボした米ぬか活用商品づくり」などのプロジェクトが進行中で、フィールドは東北から九州まで日本全国に広がる。

 コミュニティーの中心となっているのは、人工知能(AI)を活用し自動で水と肥料を供給するシステム「ゼロアグリ」を販売するなど農業と先端技術の融合を図るルートレック・ネットワークス(川崎市麻生区)。昨年夏から、ITを活用して課題解決に成功した農家の事例をオンラインで紹介するほか、セミナーや勉強会を全国で開催してきた。

 同社の佐々木伸一社長(60)は「工業界では、成功したスタートアップ企業の事例を共有する勉強会は一般的。農業分野でもそんな場を作りたかった」と狙いを話す。

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