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神奈川県内の障害者虐待、過去最多164人 性的虐待も9件

政治行政 神奈川新聞  2018年12月26日 12:21

神奈川県庁
神奈川県庁

 神奈川県は26日、2017年度に県内で家族や福祉施設の職員らから虐待を受けた障害者が164人に上ったと発表した。調査が始まった12年度(同年度は10月から3月までの集計)以降、過去最多の人数となった。

 市町村や県に寄せられた通報は342件に上り、このうち141件で虐待の事実が認められた。

 加害者の内訳は、家族や親族が93件(被害者93人)、福祉施設の職員らが32件(同55人)、雇用現場の使用者が16件(同16人)。

 虐待の種類(重複計上)は暴行などの身体的虐待が79件、暴言や拒絶的な対応などの心理的虐待が49件、障害者の財産の使い込みなど経済的虐待が38件、放棄・放置(ネグレクト)が24件、性的虐待が9件だった。

 虐待を受けた障害者(障害の種類は重複計上)のうち、最も多かったのは知的障害者で103人。次いで精神障害者40人、身体障害者33人、発達障害者4人、その他心身の機能障害2人、難病などが1人だった。

 県障害福祉課は「最も困るのは被害が埋もれてしまうこと」とし、障害者施設職員らを対象にした研修の内容を、施設や運営法人内で共有することを16年度から義務づけている。「被害者数の増加は、虐待に対する感覚が敏感になったとも考えられる。今後も市町村や施設などと連携し、啓発や研修を進めていきたい」としている。

 調査は障害者虐待防止法に基づいて行われ、県内市町村分を県が集計した。前回調査では県内で142件の虐待が認められ、160人が被害に遭っていた。


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