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キャッシュレス都市へ 決済用端末を無償提供 藤沢・鎌倉

経済 神奈川新聞  2018年12月26日 02:29

レシートプリンターと専用端末を持つ、鎌倉商工会議所の久保田陽彦会頭 =鎌倉市御成町
レシートプリンターと専用端末を持つ、鎌倉商工会議所の久保田陽彦会頭 =鎌倉市御成町

 藤沢、鎌倉の両商工会議所は21日、ネットスターズとNTT東日本と連携し、スマートフォンやクレジットカード、電子マネーで買い物代や飲食代を支払う「キャッシュレス化」を、両市内の店舗で推進する、と発表した。両商議所の会員を対象に導入コストの低減を図り、「キャッシュレス都市」の実現を目指す。

 キャッシュレス化は、レジ締め作業など現金決済に伴う店側の手間を省くことができ、国内外から訪れる観光客の利便性を向上できる。その一方で、専用端末の価格やカード会社に支払う手数料の高さが、中小店舗にとって導入の足かせになっている。


会見でキャッシュレス化への意気込みを語る鎌倉商工会議所の久保田会頭(中央)=鎌倉市御成町
会見でキャッシュレス化への意気込みを語る鎌倉商工会議所の久保田会頭(中央)=鎌倉市御成町

 両商議所は、キャッシュレス決済を導入する会員を来年4月まで募集。希望店舗に、QRコードを使ったスマホ決済、クレジットカード、電子マネーの決済に1台で対応できるNTTデータの専用端末(10万円相当)か、ネットスターズのQRコード決済端末(約3万5千円相当)のいずれかを無償で提供する。また手数料の料率も、個別に契約するよりも特別に低く設定する。

 両商議所は期間中の導入店舗数を、両市内で計500と見込む。中国などアジア諸国ではQRコード決済が急拡大しており、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、隣接の観光エリアとして連携して来訪者の利便性向上を目指す。

 藤沢商工会議所の増田隆之会会頭は「話題性もあるし、お客さんも喜ぶ。できるだけ多くの会員に使ってもらいたい」、鎌倉の久保田陽彦会頭は「この取り組みがキャッシュレスシティを目指す上で先進事例となって全国に広まればいい」とそれぞれ意欲を示した。


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