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教室に行こう 県立横浜国際高校(横浜市南区)

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神奈川新聞  2004年06月06日公開  

メモを取りながら真剣に聞く生徒たち
メモを取りながら真剣に聞く生徒たち

協力して課題を研究
大学院生が来校し助言「根拠は何ですか」


 「このプランをどのように発展させたらよいでしょうか」「どのような資料を集めるべきでしょうか」

 横浜国際高校の2年次生の「総合的な学習の時間」の授業である。生徒たちは、協力するために来校した大学院生に次々と質問を投げ掛けていく。

 「総合的な学習の時間」では、文部科学省指定のスーパーグローバルハイスクール(SGH)構想に基づいて、3年間の課題研究に取り組んでいる。3年次での英字論文作成を見据え、2年次では自ら課題を設定し、その課題を解決するための調査・研究を行う。

 10月のこの日は大学院生を招いて、課題研究の進め方などについてさまざまな助言を受ける「ピアサポート」を行った。「持続可能な開発としてこの例をどうして選んだのですか」「この地域に企業を誘致する際、住民のメリットを考えましたか」

 同級生からの質問も受けるが、大学院生からはさらに鋭い指摘を受ける。そのやりとりを通し、生徒は発表に向けて、自らの課題研究の改善点を見いだしていく。「このように考えた根拠は何ですか」

 調べたことを写すだけになってしまっていた生徒にとって、課題研究とは何かということに気付かされる瞬間である。


課題設定につながるブックトーク
課題設定につながるブックトーク

 12月、プレゼンテーションの日を迎えた。生徒一人一人が研究した課題についてさまざまな資料を活用し、発表する。客観的な信頼性のある根拠を基に研究結果を報告する。

 発表を聞く生徒もただ聞くだけではない。

 「その政策を持続するために必要なことは何ですか」「この地域に誘致された企業にはどのような利点がありますか」

 内容を深めるための質疑応答が活発に行われる。発表を経て、生徒は自らの課題の探究を進め、論文の完成を目指す。このような学習を通し、自らの考えを広げ深めるためには、他者と対話し、視野を広げたり、新たな知見を得たりすることが大切であると生徒は気付いていく。

 課題研究によって、身に付けたさまざまな力は、卒業後も活躍する力となっている。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

 神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


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