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県横須賀工V男子3年ぶり 全国高校対抗ボウリング

スポーツ 神奈川新聞  2018年12月24日 02:37

 高校生ボウラーの頂点を決める第25回全国高校対抗ボウリング選手権(神奈川新聞社など後援)最終日は23日、川崎市川崎区の川崎グランドボウルで2人チーム戦の男女決勝トーナメント(1ゲームマッチ)が行われ、男子の県横須賀工(中尾一貴、石川夕真)が決勝で愛知・清林館Aを405-377で下し、3年ぶり2度目の栄冠に輝いた。

 女子は釜利谷(恩田夏好、徳永愛梨)が準決勝で敗れ、大師(諏訪汐香、森川美琴)は1回戦で敗退。得点順に3位以下を決める大会規定により、釜利谷は3位、大師は8位に入賞した。

恩師への感謝 原動力に


 1年生コンビが3年ぶりに県横須賀工を頂に導くドラマを完結させた。一時は14位まで沈んだ前日の予選から巻き返し、石川は「必死に投げていて、いつのまにか試合が終わっていた」と興奮気味に喜びを語った。


頂点に輝き、ポーズをとる県横須賀工の石川と中尾(右)=川崎グランドボウル
頂点に輝き、ポーズをとる県横須賀工の石川と中尾(右)=川崎グランドボウル

 1ゲームマッチの決勝。1フレーム目に中尾がスペアミスしても下を向かなかった。石川が中盤の4連続ストライクで挽回し、士気を高める。すると「取りこぼしても落ち着いて戦えた」と中尾。終盤の競り合いでターキーを決めて勝利を決定づけた。

 強い思いがあった。12年間指導してきた小川進監督(60)が定年を迎えた。2日前の開会式後には「俺にとって最後。諦めるなよ」と背中を押してもらったという。その期待に応えるように、準決勝ではユース日本代表選手を擁する長崎・九州文化学園に5ピン差で勝利。「いつも親身に指導してくれる先生のために勝ちたかった」と石川は振り返る。

 部員12人で経験者は石川、中尾の2人だけ。「奇跡は待つのではなくつくるものと実感した」と指揮官は言う。OBには今秋、2年連続の国体男女総合優勝に貢献した斎藤祐太(日本精工)らがいる名門だけに、中尾は「重圧はあるけど先生に教わった僕たちが今度はチームを引っ張って来年連覇したい」。恩師への感謝をこれからも原動力にしていく。


悔しさ糧に次へ 釜利谷1年生コンビ


 悔しさ交じりのブロンズメダル。今秋の福井国体に続く3位に、釜利谷の1年生コンビは唇をかんだ。

 予選を3位で通過し、同校3年ぶりの決勝トーナメント進出。壁は前回3位の東京・堀越との準決勝だった。「ミスしたらどうしようと気負っていた」と徳永。持ち前の速球でリズム良く投げたが慎重になりすぎ、ストライクは二つだけ。恩田も2度のスプリットとスコアを伸ばせない。コーチの矢野金太プロからは「悔いなく投げよう」とエールを受けたが、「うれしさ7割、悔いが残った」と恩田は振り返る。

 小学5年生からしのぎを削り、同じポニーテールの髪形で勝負に挑む2人は「大一番での勝負強さを身に付けたい。この負けを次に生かさなきゃ意味がない」。3月の全日本選手権大会で再び表彰台に立つと決めている。


女子の部で3位に入賞した(右から)釜利谷の徳永と恩田、8位入賞・大師の森川と諏訪
女子の部で3位に入賞した(右から)釜利谷の徳永と恩田、8位入賞・大師の森川と諏訪

2年間ペア組み成長 大師



 予選5位通過の女子・大師は初戦で福岡第一に敗れて8位。「まだ最後という感じがしない。悔しいけれど、二人で一緒に成長できた」と3年森川は振り返った。

 3月の全国高校選手権大会で3位入賞し、予選敗退に終わった前回の雪辱を期して臨んだ。2年諏訪は「うまく投げられなくても前を向き続けられた」と、2年間ペアを組んだ先輩に感謝する。森川は「来年こそ汐香(諏訪)が引っ張ってこの順位を余裕で超えることを信じている」と後を託した。


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