1. ホーム
  2. 話題
  3. 軒先に「酒林」新酒のお味は? 松田町・中沢酒造

軒先に「酒林」新酒のお味は? 松田町・中沢酒造

話題 神奈川新聞  2018年12月23日 17:00

新しい酒林の下で新酒の蔵出しを祝う有川さん(右)、鍵和田社長(右から2人目)ら関係者 =23日、松田町の中沢酒造
新しい酒林の下で新酒の蔵出しを祝う有川さん(右)、鍵和田社長(右から2人目)ら関係者 =23日、松田町の中沢酒造

 1825年創業の老舗として知られる中沢酒造(松田町松田惣領)で23日、新酒の完成を告げる「酒林(さかばやし)」が軒先に掲げられた。杉玉とも呼ばれ、その年の初搾(しぼ)りの時期に取り換える縁起物という。鮮やかな緑色の門飾りが、「松美酉(まつみどり)」ブランドとして蔵出しされる新酒への期待感を高めている。

 同酒造の酒林は、鍵和田茂社長(60)の知人の有川格さん(71)=秦野市三廻部=が14年前から手掛けてきた。町内の松田山で集めた杉と真竹を使い、今月1日から20日間ほどかけて制作。直径約60センチで、真竹で球状の竹籠を編み、杉の葉を差し込んで仕上げた。有川さんは「まあまあの出来かな」と笑った。

 本醸造生原酒「しぼりたてのお酒」は、同日から販売。年内は約4千本の出荷を予定し、30日には「純米吟醸生酒」も発売する。鍵和田社長は「米の生育は夏の高温が心配されたが、ソフトで柔らかい飲み口に仕上がった」と話している。

 109年前に発見された酵母を使った純米吟醸酒「S.tokyo(エス・トーキョー)」は10月1日に2千本限定で発売したところ、2日間で売り切れた。来年は3千本出荷を目指すという。


シェアする