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大磯町、東海大を提訴へ 病院拡張計画で議会が可決

政治行政 神奈川新聞  2018年12月18日 17:00

大磯町役場
大磯町役場

 東海大学医学部付属大磯病院(大磯町月京)の拡張計画が町有地売却から10年以上も進展していない問題で、大磯町議会は18日、違約金約4900万円の支払いを求めて同大学を横浜地裁小田原支部に提訴することを賛成多数で可決した。

 大磯病院を巡っては2004年、当時病院長の立場だった同町の中崎久雄町長が病院拡張と建て替えの計画を町側に打診。町は町立幼稚園を移転した跡地などを08、10年に計画用地として計約4億5千万円で売却した。

 計画はその後、病院の経営悪化から進んでいない。売買契約では10年以内に建て替えを行わなければ違約金を支払うことを求めているが、大学側が契約書の解釈を理由に支払いを拒否したため、町側は提訴に踏み切ることにした。

 議案は今年9月の定例会で常任委員会に付託。10月の常任委で可否同数のため委員長決裁で可決された。この日の本会議で再び採決が行われ、賛成7、反対5で可決された。

 討論では賛成1人、反対5人が意見を表明。高橋英俊氏(無所属)は「本心では大学と争ってほしくはないが、すでに町民が不利益を受けている以上は違約金を支払ってもらうしかない」と賛成理由を説明した。

 一方、反対の立場で鈴木たまよ氏(無所属)は「契約書の文面を見る限り、町側が勝訴するのは難しい。町と大学の関係が悪化すれば、将来的に大磯病院が経営規模縮小の対象にされる懸念がある」と指摘した。

 大学側は神奈川新聞社の取材に「訴状が届いていないため、コメントは差し控えたい」としている。


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