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魚のプロが包丁さばきを伝授 横浜の中央卸売市場で料理教室が好評

経済 神奈川新聞  2018年12月17日 02:21

長谷川さん(左)の手ほどきを受けおせち料理を作る参加者=横浜市神奈川区
長谷川さん(左)の手ほどきを受けおせち料理を作る参加者=横浜市神奈川区

 魚食の普及と合わせて、市場の役割を知ってもらおうと、横浜市中央卸売市場(同市神奈川区山内町)が市民を対象に開催している「お魚料理教室」が好評を博し、今年で32年目を迎えた。市場直送の新鮮素材を使った和洋中のレシピが人気で、募集枠がすぐに埋まり抽選になることが多い。魚食文化を後世へ継ごうと、担当者は家庭でも手軽にできるレシピの選定に余念がない。

 同市場本場センタービル内の調理室。今月8日に開かれたお魚料理教室のテーマは「初めてのおせち料理」。横須賀市在住の料理研究家長谷川りえさんが講師を務め、三角巾にエプロン姿の参加者約30人が市場直送の素材を使い、ワンプレートのおせち作りに挑戦した。

 メニューは田作り、だて巻き、ホタテ・エビの黄金焼き、飾りキュウリのイクラ添え。本格的なおせちを作るのは初めての参加者たちは、長谷川さんから手ほどきを受けながら、和気あいあいとした雰囲気の中で調理。一足早く手作りのおせちを味わった。


完成したワンプレートおせち
完成したワンプレートおせち

 同教室は1987年にスタート。現在は、場内の卸売業者、横浜魚市場卸協同組合などで構成する横浜市中央卸売市場魚食普及推進協議会が主催する。

 特徴の一つが、市場で働く「魚のプロ」の仲卸業者が包丁さばきを伝授すること。9月には、三枚おろしや背開き、えら取りなどさばき方に特化した教室を開催。同市場の担当者は「自らさばくことで料理のレパートリーが広がる」と話す。

 かねて国内での魚食離れが指摘される中、同市場は食育・消費促進の取り組みに注力。料理教室のほか、毎月第1、第3土曜日の交流イベント、市場の役割や流通現場などをテーマにした小学校出前授業などを実施している。

 同市場は「魚のおいしさを伝え、中央卸売市場の役割を知ってもらう貴重な機会」とし、今後も息長くお魚料理教室など、魚食普及の取り組みを継続していく方針だ。


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