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小春日和の二ケ領用水散策、完工70年控え久地円筒分水を見学/川崎

社会 神奈川新聞  2010年11月28日 23:26

来年の完工70年を前に開かれた、久地円筒分水の見学会=川崎市高津区
来年の完工70年を前に開かれた、久地円筒分水の見学会=川崎市高津区

国の登録有形文化財で、完工70年を来年に控えた久地円筒分水(川崎市高津区)を見学する催しが28日、同区内で開かれ、約40人が小春日和の二ケ領用水を散策し、到着地の円筒分水で、その迫力に驚いていた。神奈川新聞本社と川崎総局の共催、高津区役所後援。

第1回の「全国円筒分水サミット」が来年、高津区で開かれることをにらみ、関連イベントとして企画・実施した。

見学前の講演では、明治大学准教授で建築家の田中友章さんが講師を務め、二ケ領用水が農業用水だけでなく、時代とともに工業用水としての性格を持ち、久地円筒分水が重要な役割を担っていたことを説明。来年で完工400年を迎える二ケ領用水とともに「今に残る『まち資源』として大切に活用していこう」と呼び掛けた。

続いて会場から徒歩20分の距離にある円筒分水まで二ケ領用水沿いを歩き、紅葉が舞い落ちる同所を見学した。講師の現地解説のほか、地元住民らでつくる「円筒分水サポートクラブ」リーダーの田中俊彦さんが、満開の桜が美しい春の風景や、台風時には上流の堰(せき)が閉められ、水流が止まる様子などを話した。

参加者の一人で多摩区在住の中村依莉子さん(24)は「予想よりも大きかった。円筒分水の仕組みを本で読んでも分からなかったが、ようやく理解できた」と感心していた。

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