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裁判員裁判で初の死刑判決、横浜沖バラバラ強殺事件/横浜地裁

社会 神奈川新聞  2010年11月16日 11:23

マージャン店経営のトラブルで男性2人を殺害、切断遺体を遺棄したとして強盗殺人罪などに問われた、住所不定、無職池田容之被告(32)の裁判員裁判の判決で、横浜地裁(朝山芳史裁判長)は16日、求刑通り死刑を言い渡した。

昨年5月の裁判員制度導入後、死刑判決は全国初めて。死刑求刑は2例目で、1例目の耳かき店員ら2人殺害事件を審理した東京地裁の判決は、反省態度を含む被告本人の事情や動機に考慮すべき点があるとして死刑回避したが、今回は異なる結論を出した。

公判では、自首による刑の減軽を含む量刑が争点となっていた。15日まで計3日間、裁判員6人(男性3人、女性3人)らは非公開の協議で「死刑を選択するかどうか」の議論を続けた。

検察側は論告で「生きたまま首を切断するなど殺害方法は冷酷非情」「2人殺害の結果は重大で、遺族の処罰感情も激しい」と述べ、事件の客観的内容の悪質性や遺族感情を強調。最高裁判例が死刑選択が許される基準として示した「永山基準」に照らしても、死刑判決は免れない、としていた。

弁護側は、事件の悪質性よりも被告本人の事情を重視すべきと主張。「自首が事件の全容解明に寄与した。被告は罪に向き合って反省し、公判で態度が劇的に変わった。死刑判決をためらう理由がある」として、死刑回避を求めていた。

起訴状によると、被告は昨年6月、近藤剛郎容疑者(26)=強盗殺人容疑などで国際手配中=らと共謀し、マージャン店経営者ら男性2人を千葉県内のホテルで監禁、約1340万円を奪って殺害し、切断遺体を横浜市金沢区沖の東京湾などに遺棄した、としていた。

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