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高架下うまく使って、にぎわい創出や防犯も期待/横浜

社会 神奈川新聞  2010年11月07日 10:55

利用者を募集している栄区長沼町の環状3号長沼大橋高架下
利用者を募集している栄区長沼町の環状3号長沼大橋高架下

高架下をにぎわいの拠点に―。横浜市は未利用状態の道路空間、用地を対象に、企画提案方式による利用者を募集している。従来、自治会館や駐車場など公共的な利用に限定されていたが、国の利用制限緩和を受け、今回初めて民間のアイデアを取り入れることになった。地域活性化に加え、保育所など社会的にニーズに合った施設の展開も期待されている。

利用者を公募しているのは、栄区長沼町の環状3号長沼大橋高架下(580平方メートル)、旭区二俣川2丁目の鴨居上飯田線用地(950平方メートル)、都筑区茅ケ崎中央の道路施設用地(2840平方メートル)。

都筑区の用地は主に駐車場という具体的な指定があるが、他の2カ所は「まちづくりやにぎわいの創出」「周辺地域の活性化に資する用途」が条件。そうした趣旨に沿って民間事業者に企画提案してもらう。提案内容は、弁護士、不動産鑑定士、マスコミ関係者らで構成する検討会で審議し、決定する。今回は、11日まで募集し、29日に利用者を決定する。

利用期間を設け市は利用料を得る仕組みで、厳しい財政状況の下、貴重な収入にもなる。市道路局の担当者は「高架は街を分断してしまっていたり、高架下は防犯上の問題などもあったりする。有効利用を図ることで、街の一体化、防犯対策という効果も見込める」と話す。

利用制限の緩和が昨年1月に通知され、民間事業者も道路空間を利用(占有)できるようになった。他都市では、産地直送産品の販売施設や駐車場、防犯面でも注目されているコンビニとして活用されているケースがあるという。

横浜市内では、規制緩和以前からの利用形態では、駐車場が最も多く28カ所。このほか、自治会・町内会館18カ所、広場5カ所、防災器具置き場4カ所、公園4カ所などとして公共利用されている。今回募集している都筑区の用地では、駐車場利用を前提とした上で、同区役所は一時貸し駐輪場の併設やフリーマーケットや地場産野菜の青空市、地域の祭りなどに活用できるスペースの併設なども提案している。

市の施策や社会的ニーズとの関連性も審査基準に含まれており、市は「緊急的なニーズが高い保育所としての活用も期待したい」としている。申し込みなどの詳細は、市道路局建設課のホームページ。

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