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認知症女性の後見人
横領の司法書士 地裁が有罪判決

社会 神奈川新聞  2017年06月10日 11:52

横浜地裁
横浜地裁

 成年後見人として管理していた認知症の女性の口座から約710万円を着服したとして、業務上横領の罪に問われた司法書士の男(39)=東京都荒川区=に対し、横浜地裁(前田亮利裁判官)は9日、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。

 判決理由で前田裁判官は、「被害者の預金口座を家庭裁判所に報告せず、3回にわたって横領したもので狡猾(こうかつ)」と非難。「成年後見制度に対する社会の信頼を失墜させる行為で、刑事責任は重い」と述べた。

 一方、すでに被害弁償されている点などを踏まえ、執行猶予が相当とした。

 判決によると、被告は2012年8月から14年10月までの間、3回にわたって女性の口座から現金を引き出して計約710万円を着服。横領した現金は、事務所の運営経費や借金の返済、生活費などに充てていた。被告は当時神奈川県司法書士会に所属し、12年5月に横浜家裁小田原支部から女性の成年後見人に選任された。


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