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文化財の精閑亭で「現代能面・狂言面三人展」開催、北条氏政らの面60点並ぶ/小田原

社会 神奈川新聞  2010年10月05日 13:32

自然光に照らされた能・狂言の面が並ぶ記念展=小田原市南町の「清閑亭」
自然光に照らされた能・狂言の面が並ぶ記念展=小田原市南町の「清閑亭」

能と狂言に使われる面を紹介する「現代能面・狂言面三人展」が、国登録有形文化財「清閑亭(せいかんてい)」(小田原市南町)で開かれている。般若や鬼を模して人間の怒りや悲しみを表現した面60点を展示している。11日まで。

能楽と小田原のゆかりは深い。能好きで知られた豊臣秀吉が作らせた「太閤能」の1曲が、北条氏政を城主とする小田原城を秀吉が陥落させる様子を描いた「北條」。江戸時代以降は上演されてこなかったが、1990年に復曲され、小田原城で演じられた。

同展には、復曲の際にシテ(主人公)の氏政の面を作った高津紘一さん(69)ら3人の面打ち師が20点ずつを出展している。

高津さんが「構想から3年がかりで仕上げた」という氏政の面は会場入り口に陳列。落城の無念さをゆがんだ口元や下向きの目線で表現している。人間に化けた蚊を表現したおちょぼ口のひょっとこや、えびす、猿などの面も並ぶ。能・狂言は本来、屋外で演じられることから、同展では面をライトアップせずに自然光で演出している。高津さんは「数寄屋造りの邸宅で『和』の魅力を存分に味わってほしい」と話している。

民間と市が役割分担してまちづくりに取り組む無尽蔵プロジェクトのひとつで、NPO法人小田原まちづくり応援団が主催した。

期間中無休。午前10時~午後4時。高校生以上500円、中学生以下200円。問い合わせは清閑亭電話0465(22)2834。

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