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鎌倉文化財に二宮尊徳や美空ひばりも、必修の高校日本史は地域色豊かに/神奈川

社会 神奈川新聞  2010年09月30日 00:51

全県立高校の日本史必修化を予定する県教育委員会は29日、新たに創設する独自科目の「郷土史」と「近現代史」で使う教材を公表した。鎌倉の文化財、横浜港の生糸貿易、横浜大空襲など県内に関連するコラムのほか、美空ひばりや二宮尊徳など、県内にゆかりのある人物を紹介する読み物を充実させた。身近な地域の歴史を通じ、自国の歴史を学ばせる内容となっている。

郷土史の教材は全85ページで、鎌倉時代に幕府があった鎌倉や幕末に開港した横浜などに焦点が当てられている。

原始・古代の単元では、夏島貝塚(横須賀市)や勝坂遺跡(相模原市)など、県内にある遺跡を地図付きで紹介。中世の単元では小田原に本拠を置いた北条氏に焦点を当て、江戸時代の単元では宿場町として栄えた川崎から箱根までの9宿を大きく扱っている。

開国から近代国家成立に関連し、海軍の街として発展してきた横須賀の歩みをまとめた。全国と県内の出来事を関連させながら、太平洋戦争や高度経済成長などの歴史をたどる内容となっている。

一方、幕末からを取り上げた近現代史の教材は全66ページ。英国人貿易商が薩摩藩士に殺害された生麦事件は当時の写真を交えて経緯を詳しく記述。県内の鉄道路線整備の歩みを紹介したほか、京浜工業地帯の発展、横浜大空襲、米軍の日本占領なども網羅し、世界の中の神奈川という視点でまとめられている。

北朝鮮による拉致問題にも触れ、横田めぐみさんについてのアニメを紹介するコラムを掲載している。

郷土史、近現代史とも、県内にゆかりがある人物の紹介に多くのページを割き、三渓園をつくった原富太郎、京浜工業地帯の礎を築いた浅野総一郎や世界的な芸術家の岡本太郎などを登場させている。

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