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「子どもが笑える環境を」横浜原発いじめ、母が会見

社会 神奈川新聞  2017年06月08日 02:00

会見で文書を読み上げる生徒の母親=横浜市内
会見で文書を読み上げる生徒の母親=横浜市内

 東京電力福島第1原発事故で横浜市に自主避難した男子生徒(13)へのいじめ問題で、生徒の母親が7日会見し、市教委が対応の遅れを認めて再発防止策を策定したことや林文子市長からの謝罪を踏まえ、「未来ある子どもたちが笑って過ごせる環境を構築してほしい」と求めた。また、「全国のどこでも、子どもを放置せず、精神的なサポートをして欲しい」とする生徒のコメントも公表した。

 生徒は現在フリースクールに通う。母親によると、親の送迎は欠かせないが「毎日楽しいと言っている。友達の名前やどんなことがあったかを話してくれる」という。不登校になって3年。これまで1人で行動できなかったが、1カ月ほど前に電車に乗り、2駅ほど先の目的地に到着できた。しかし「ギリギリで生きる選択をしてくれたが、心の傷は深く、簡単に乗り越えられる状態ではない」と母親は説明する。

 今も全国の学校でいじめ問題が連日報道されている。「(学校は)率先して被害者側に寄り添って対応してほしい」と訴える。

 市教委は3月に再発防止策をまとめ、学校現場などで運用が始まっている。母親は「横浜の子どもたちが笑って楽しく過ごせる状況をつくり、全国の手本になるように取り組んでほしい」と強く求めた。

 林市長は7日の会見で「今回は初動対応が遅れ、全く(生徒側に)寄り添っていなかった。(生徒側の声を)胸に刻み二度とないよう取り組みたい」と話した。

男子生徒のコメント全文 聞いてくれ「うれしい」


 7日公表された男子生徒のコメントは次の通り。(表記は原文のまま)
 教育長や市長が、言いたいことを聞く体制になってくれたこと、聞く耳をもってくれたことが今、うれしいです。「ちょっと話しましょうか」ということが、これまではなかったので。

 今後も、全国のどこでも、子どもを放置せず、精神的なサポートをして欲しいです。加害者も、被害者も、平等に、です。今回、僕は加害者側がサポートされていて、被害者側がサポートされていないような気持ちになりました。

 これまで、僕は、いじめで自殺することを止めるきっかけになればと思って、生きているうちに発信していけばいじめが減ることにもつながる、自分の行動でいじめが減る!と信じて、教育長や市長への手紙を書くなど、できるだけ自分の言葉を発信してきました。

 手紙やメッセージをくれた方々、電話や署名活動をしてくれた方々、協力してくれた議員の先生方をはじめ、その他にも僕が把握できていなくてもいろいろなところで応援してくださった皆さん、行動して頂きありがとうございました。


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