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全体得票の1割左右…田中慶秋氏が会長を務める民社協会、民主代表選に向け熱視線

政治行政 神奈川新聞  2010年08月30日 00:04

9月1日告示の民主党代表選に向け、田中慶秋氏(衆院5区)が会長を務める政治団体「民社協会」の動向に注目が集まっている。所属約50人のうち、中心となって活動している「コアメンバー」の議員は35人。その持ち票が動けば全体得票の約1割を左右する規模だからだ。田中氏自身は「協会としての独自候補擁立」を掲げているが、菅直人首相、小沢一郎前幹事長の両陣営からのアプローチは激化している。

田中氏は8月初旬の民社協会会合で菅首相への対抗馬の擁立を宣言。旧民主党の時代に同協会を「分派行動」と批判し、解散を求めた菅氏への反発などが背景だった。田中氏の言動に即座に菅氏は反応。同氏を官邸へ招いて「早期の景気対策実施」を求める同協会の要望を丸のみし、支援への期待をにじませた。

一方、小沢氏は出馬表明当日の26日、議員会館に田中氏を訪ね支援を依頼した。この際、田中氏は「民社協会として独自候補を立てる」との方針を伝えたが、小沢氏は「ぜひともよろしく」と引かなかったとされる。田中氏の元へは菅、小沢両陣営のアプローチが引きも切らない。

民社協会や田中氏へ熱い視線が注がれるのはその組織規模と内容からだ。代表選はポイント制で全体で1224を争う。国会議員には2ポイントが割り振られるので、協会所属の35人では計70ポイント。菅、小沢氏による一騎打ち構図となった場合、この票がまとまって動けば、140ポイント分もの差を生じる計算だ。

また旧民社党系の議員たちは、民主党の最大規模の支持組織である連合との関係が深い。地方議員票、党員・サポーター票も有するという大票田だ。

田中氏によると、県内関係では城島光力氏(衆院10区)、大石尚子氏(参院比例)がコアメンバーという。関係者の話を総合すると、協会内では「独自候補擁立」「菅氏支援」「小沢氏支援」の意見が交錯。30日に方針決定を目指すが、「意思統一」は力仕事となりそうだ。

田中氏は「党代表の任期満了に伴う選挙なのだから、それぞれのグループが候補を立てて、政策を主張し合うのが政党としての筋だ」と話している。

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