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横浜市南区のボランティア団体「ぬくぬく」
笑顔呼ぶ触れ合い ペットと施設訪問20年

話題 神奈川新聞  2017年06月05日 09:59

「ぬくぬく」の活動の様子。動物と触れ合い、笑顔になる高齢者も多い(香樹の里提供)
「ぬくぬく」の活動の様子。動物と触れ合い、笑顔になる高齢者も多い(香樹の里提供)

 高齢者や子どもたちに、ペットとの触れ合いを通じて癒やしを届けるボランティアグループ「ぬくぬく」(横浜市南区)が、今年で20年目を迎える。主に区内に住む飼い主と犬、猫が、高齢者施設や学校を訪問しながら活動に取り組んでいる。 

 ぬくぬくは、1998年に区の事業として発足。その後グループ化され、現在は南福祉保健センター、区獣医師会と協力して活動している。当初から代表を務める荒牧健夫さん(54)は、「区の単位で、動物の触れ合い活動がこれだけ長く続いているのは珍しいのではないか」と話す。現在は会員60人(獣医師11人)、「パートナー」と呼ぶ犬33頭、猫6匹が参加。年間で20回程度活動している。

 中心になるのは、高齢者施設への訪問と、命の大切さを実感してもらう小中学校での「ふれあい教室」だ。

 高齢者の中には、動物を見た途端に表情が明るくなったり、笑顔で体をなでたりする人もいるという。3年ほど前から、ぬくぬくが訪問している特別養護老人ホーム「香樹の里」(同区)の鈴木祐輔さんは、「入居者の中には過去に飼っていたペットの話をしたり、言葉はなくても表情が変わったりする方がいて、私たちも楽しみ」という。

 活動に参加できる犬と猫は1歳以上。飼い主と1年以上生活していて、指示が通る信頼関係があることも必要だ。年に2回、活動中にほえたり遊んだりしないかなど、適性を見極める審査会を行っている。

 メンバーにとって、「活動で見るお年寄りの笑顔がうれしく、ご褒美になる」と荒牧さん。「参加した犬も、うれしそうにしているのが分かる。パートナーとの活動を、無理せず楽しくやっていければ」と話す。

 ぬくぬくの問い合わせは、南区ボランティアセンター電話045(260)2531。


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