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横浜市史資料室
つなぐ横浜大空襲(4)継承目指し連携模索

社会 神奈川新聞  2017年06月02日 13:17

「横浜の空襲と戦災」を示す羽田さん=横浜市史資料室
「横浜の空襲と戦災」を示す羽田さん=横浜市史資料室

 戦争体験者が高齢化し、横浜大空襲などの証言を直接聞くことが難しくなる中、残された記録や資料を継承することが課題となっている。戦後70年が過ぎ、老いを迎えつつある担い手たちの次代を誰が担うのか-。学生たちとの連携に未来を託そうとするが、その道筋は見えそうにない。

 空襲体験や戦中、戦後の暮らしなど横浜市民の証言を掲載した「横浜の空襲と戦災」(全6巻)を市が発行したのは約40年前。市が編集を委託した市民団体「横浜の空襲を記録する会」が収集した体験記やスケッチ、図などの資料は市中央図書館の地下1階にある市史資料室が引き継いでいる。

 市の公的機関である同室は、関東大震災の復興期から現代まで市に関する幅広い資料を収集し、保存活用するのが主な業務。主任調査研究員の羽田博昭さん(59)は「空襲や戦争に特化した施設ではないので、今ある資料を保存し整理して、展示や紀要などに活用するだけで手いっぱい」。膨大な資料を前に、市の予算と人手が限られていることから、体験者への調査活動すら十分にできないのが実情だ。

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