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小田原の高校山岳部が富士山で清掃登山、ごみ240キロを回収

社会 神奈川新聞  2010年06月22日 11:17

型ポリタンクやトタン板を担いでの下山=相洋高校山岳部提供
型ポリタンクやトタン板を担いでの下山=相洋高校山岳部提供

小田原市城山の私立相洋高校山岳部は19、20の両日、1泊2日の日程で富士山清掃登山を実施した。残雪が凍り付き、滑落の危険もある8合目以上の厳しさに阻まれ、登頂こそ達成できなかったものの、大型ポリタンクやペットボトル、登山靴の靴底といったごみ計240キロを回収した。

「気持ちよく富士山に登ってもらおう」と、7月1日の山開きを前にした毎年恒例の取り組み。今年は連続52回目で、現役部員13人、OB16人、顧問3人の32人が参加した。

19日は須走(すばしり)5合目を正午に出発。部員らは、登山道の両側50メートルに広がり、ペットボトルや瓶・缶類などを拾っては土のう用の袋に回収しながら同日午後4時半、7合目の山小屋「太陽館」に入った。この後、強風が吹く中、雪上訓練を行った。

20日は午前1時すぎに山小屋を出発し、頂上を目指した。7合目半ばでは雪解けの水が滝のように流れる状況に。8合目以上は残雪が凍り、さらに突風が吹く悪天候となったため、1年生を除く6人の部員がさらに歩みを進めたが、安全確保のため、3400メートル地点で全員引き返した。

今回は7合目まで雪も少なく、樹林地帯にも足を踏み入れられたことから、ドラム缶サイズの大型ポリタンクやトタン板、鉄パイプなども回収できたという。

勝見公明顧問(54)は「今回は冬山未経験の1年生も標高3千メートルを経験した。北アルプスを訪ねる夏合宿に向け、高度順化の準備ができたと思う。富士山にごみを持ち込まないでほしい」と話している。

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