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江ノ島駅の小鳥はいつも手編みのおべべ着る、市内の女性に江ノ電が感謝状/神奈川・藤沢

社会 神奈川新聞  2010年04月03日 11:04

「桜にちなんで今月はピンク色の服にした」と話す石川さん=江ノ電江ノ島駅の駅舎前
「桜にちなんで今月はピンク色の服にした」と話す石川さん=江ノ電江ノ島駅の駅舎前

江ノ電江ノ島駅(藤沢市片瀬海岸)の駅舎前の車止めに付いている小鳥のオブジェは、いつもかわいらしい手編みの服を着ている。この服を10年余も贈り続けている同市片瀬、飲食店勤務石川カツコさん(70)に、江ノ電から2日、感謝状が贈られた。

石川さんが初めて服をプレゼントしたのは、同駅の売店に勤めていた1999年の冬。車止めの鉄パイプに付いている8羽の小鳥が寒がっているように見えたので、毛糸でフード付きの服を作って着せたという。

その後は毎月1、2回、秋冬は毛糸、春夏はレース糸で服を編み、着せ替えるようになった。2006年1月、定年退職で終止符を打ったが、乗客から石川さんの服を着たオブジェの写真が届いたのを機にプレゼントを再開した。

オブジェは戸外で風雨にさらされているため、一度着せた服の使い回しはできない。10年余の間に編んだ服は千着近くになるという。服が新しくなるたび、小鳥と一緒に記念写真を撮るファンもいて、江ノ電のイメージアップにも一役買っている。

江ノ電の深谷研二社長は全線開通100周年を記念して2日、石川さんに感謝状と記念品を贈った。お返しに石川さんは、これまでに編んだ服の中から代表作を額に入れてプレゼントした。

石川さんは「駅を利用する方々に心が和むと喜んでいただいているので、元気なうちは小鳥の服を作り続けたい」と決意を新たにしていた。

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