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高校生が立証能力競う、強盗致傷事件題材に検察官甲子園/横浜

社会 神奈川新聞  2010年03月21日 23:29

模造紙の手作り資料を使って立証を試みる検察官役の高校生=横浜市中区の横浜地検
模造紙の手作り資料を使って立証を試みる検察官役の高校生=横浜市中区の横浜地検

高校生が模擬裁判で検察官に扮(ふん)し、いかに説得力のある「有罪」立証ができたかを競う「高校生検察官甲子園」が21日、横浜地検(横浜市中区日本大通)で開かれた。裁判員制度が始まったこともあり、大型スクリーンや手作りの資料を駆使するなど「分かりやすい裁判」を心掛ける工夫が見られた。

参加したのは、県立厚木高校(厚木市)、県立氷取沢高校(横浜市)、私立公文国際学園高校(同)、私立横浜雙葉高校(同)の4校の1、2年生。ある強盗致傷事件を題材に、無罪を主張する弁護側と検察側が全面的に争うという想定だ。

「被告の供述は不自然」「被害女性は顔に後遺症が出るなど結果は重大」-。検察官役の高校生は、大型スクリーンに映し出した証拠物品の写真、模造紙で作った「現場見取り図」を指し示し、有罪の立証に熱弁をふるった。

「うなずいて説明を聞いてくれた裁判員もいて、理解してもらえてうれしかった」と木内祐理子さん(16)ら横浜雙葉高1年生チーム。「限られた証拠のなかで論理的に主張する刑事裁判の特徴を知り、関心も高まった」という。

弁護士や被告役として現役検察官が参加。横浜地検や県教育委員会などの関係者が審査した結果、横浜雙葉高が優勝に輝き、個人賞には氷取沢高2年の今井夏希さん(17)が選ばれた。

法教育の一環として、検察官が約3カ月間指導にあたってきた。横浜地検関係者は「にわか勉強を案じる向きもあったが、突き詰めて物事を追究する姿勢が見られ、プロの検事顔負けだった」と評していた。

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