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横浜拠点のアイスホッケーチーム、強い絆で全国初勝利目指す

スポーツ 神奈川新聞  2010年02月28日 00:46

横浜を拠点とするアイスホッケーのクラブチーム「チームハセガワ」が、3月1日から北海道・苫小牧市で始まる全日本選手権に挑む。出場は2年連続。今年結成35周年を迎え、神奈川で育った選手が数多く名を連ねるチームは、「全国初勝利を目指す」と意気込んでいる。

午後11時の神奈川スケートリンク(横浜市神奈川区)。氷上とは思えない熱気がこもる。

スケーティングに始まり、パス、ミニゲームと約1時間半の練習に汗を流すメンバー。見詰める長谷川伸総監督(61)が「みんな仕事を終えてから集まってくれる。35年間続く人の絆(きずな)が、うちの自慢」と話す。

1974年に結成されたハセガワ。その成長は粘り強いチームづくりのたまものだ。当時のアイスホッケー経験者は、長谷川伸総監督と、兄の清部長(66)の2人だけだった。県内のリーグ戦に同年から参加したが「3年間一度も勝てなかった」と清部長。

子どものころからアイスホッケーやスケートに親しむ機会が少ない神奈川。それでもチームを立ち上げたのは、「アイスホッケーは楽しかった。だからみんなにもプレーしてほしいな、と」(清部長)という純粋な気持ちからだった。

10人ほどの数少ないメンバーが、それぞれの職場での勧誘など地道な活動で仲間を集めた。子どもたちにも教えるなど徐々に活動を広げ、95年には、大学リーグで活躍した清部長の次男・大介さん(41)が入団。98年には三男・宜彦さん(37)=現監督兼選手=も加入するなど、“2世世代”が活躍するようになり、2001年に県選手権を2度目の制覇。昨年はついに全日本選手権初出場を果たした。

現在、トップチームに当たる「B」を筆頭に、技術レベルに応じた全4チームに約100人が所属する。しかし人数が増えても、「みんなで楽しむ」精神は変わらない。東海大でインカレ4位の経験を持つBの岡野宏主将(27)は、「学生のころから交流試合などで見て、ハセガワの自由な雰囲気にあこがれていた」と入団の理由を話す。

チーム発足当時、神奈川リーグのチーム数はわずかに12。しかし現在では全6部に約40チームが参加するほどアイスホッケーが盛んになった。一方で、新横浜を拠点にしていたコクドが撤退するなどの厳しい局面もあった。清部長は「最初は防具を人数分そろえるのにも苦労した。欲張らずに続けることで、長くやってこられた」と感慨深げに振り返る。

全日本選手権の初戦は、最多参加チーム数を誇る“本場”を勝ち抜いてきたトヨタ自動車北海道。宜彦さんは「ことしは2度目の挑戦。みんなの思いも背負って勝ちにいきます」と力強く話していた。

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