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医療損害賠償、病院側の過失認めず請求を棄却/横浜地裁川崎支部

社会 神奈川新聞  2010年02月23日 23:28

川崎市宮前区の聖マリアンナ医科大学病院で手術を受けた同市麻生区の女性(54)が、医師の過失で重度障害が残ったなどとして、病院側に計約9270万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、横浜地裁川崎支部は23日、女性の請求を棄却した。

福島節男裁判長は、手術前からまひなどの症状が見られたことに加え、手術を撮影したビデオからは医師の使用する器具が直接、脊髄(せきずい)を損傷したことが認められず、摘出順にも問題はないことなどを挙げ、「障害の発生原因は厳密には不明であるといわざるを得ないが、病院側に過失があると認めることはできない」と判断した。

判決によると、女性は2001年7月、同病院で男性医師の執刀の下、内視鏡を補助的に使う開胸による椎間板(ついかんばん)摘出手術を受けた。同年11月に胸髄損傷による体幹機能障害で、翌02年4月には胸椎椎間板ヘルニアによる両下肢まひで身体障害者認定を受けた。

原告側は(1)より安全な手術方法を選択する注意義務を怠った(2)手術の際に器具の使用や摘出順にミスがあった(3)病院側は十分な説明を果たしていない(4)障害と手術との間に因果関係があるのではないか―などと訴えたが、いずれも認められなかった。

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