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調査結果公表
京急トラブル、清掃機で吊架線誤切断 線路に触れ停電

社会 神奈川新聞  2017年05月17日 02:00

 京浜急行電鉄は16日、横浜市鶴見区の生麦駅上り線で12日夜に発生した吊架(ちょうか)線の断線による運転見合わせについて、排水管の清掃作業中に誤って吊架線を切断し、垂れ下がった吊架線が線路に触れたことで停電したのが原因だったと発表した。

 同社によると、当日はグループ会社の従業員が、ごみの詰まりなどを取り除く直径10ミリのホース状の金属製器具を使って駅舎床下の排水管を清掃。排水管を突き破った清掃機が、電車に電力を供給する架線をつり下げる吊架線に接触、ショートして破断。線路に垂れ下がる状態となった。

 「排水管は塩化ビニール製で老朽化は考えにくい。(清掃作業の)力が入り過ぎた可能性はある」と同社担当者。従業員は排水管が破損したことは認識していたが、清掃機が吊架線に接触したことは確認できなかった。清掃機が近くにあった鉄製の梁(はり)に偶然触れていたために、感電を免れたとみられるという。従業員に、けがはなかった。

 事故を受けて実施した点検の結果、橋上駅舎24駅のうち生麦と上大岡、金沢文庫、三崎口など11の駅で、吊架線の上部に排水管が設置されている構造であることが判明。同社は今後、吊架線に防護管を設置したり、排水設備を移設したりすることで再発防止に努めるとしている。

 事故は12日午後6時35分ごろ発生。京急川崎-上大岡間で運転を見合わせ、上下線141本、8万5千人に影響した。


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