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更生の思いを新たに、小田原少年院で成人式/小田原

社会 神奈川新聞  2010年01月19日 20:42

小田原市扇町の小田原少年院で19日、成人式が行われた。窃盗や強盗致傷などの非行事実で収容され、今年4月1日までに20歳を迎える11人が、「これ以上、母親に迷惑をかけない」「2度と犯罪の道に進みたくない」と誓いを立て、更生の思いを新たにしていた。

同少年院には関東甲信越、静岡の家庭裁判所で少年院送致の処分を受けた16歳から21歳までの50人が収容されている。収容期間は1年ほどといい、社会復帰へ向け職業訓練や資格取得の勉強を行っている。

式には新成人の保護者16人と来賓15人が出席し、祝福した。院生は大半が丸刈り。ブレザーにネクタイの制服姿で、新成人は胸に赤い花をつけて臨んだ。田上俊院長は「少年院で成人式を迎え、悔しさを覚えているでしょう。現実の厳しさを受け止めて、人生のバネにしてほしい」と呼び掛けた。

20歳の誓いでは、新成人一人一人が壇上に登り、「家族を裏切り多くの人を傷つけてきた」、「逃げの人生に戻りたくない」と話した。「これまで涙を流してきた母のために、これからはまっとうに生きていきたい」と涙ぐむ院生もいた。最後に出席者全員で人気バンド「いきものがかり」の「YELL(エール)」を合唱した。

一般の成人式と異なり、教官たちの号令の下で行われ、少年たちはきびきびと振る舞った。新成人たちは終始、緊張した面持ちだったが、退場の際に教官たちから「おめでとう」「よかったな」と声を掛けられると、一様に少年らしい笑顔を見せていた。

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