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箱根山で地震一時的に増加 温地研「ほぼ終息」

社会 神奈川新聞  2017年05月12日 15:26

 箱根山(箱根町)の一部で5月に入り、微小な火山性地震が一時的に増えていたことが、県温泉地学研究所の観測で分かった。温地研や気象庁は「他の観測データに特段の変化はみられない」としており、噴火警戒レベルは最低の1(活火山であることに留意)が継続している。

 温地研によると、地震活動があったのは、蒸気の噴出が続く大涌谷から北側へ5キロほどの金時山付近。体では揺れを感じない微小な地震が1日から増え始め、19回を数えた3日の夜には震源に近い仙石原などで震度2相当となる地震があった。4日の27回をピークに減少し、温地研が定める群発地震の基準(1時間に10回以上)には至っていない。

 温地研は「火山活動が落ち着いた以降ではまとまった地震活動だが、ほぼ終息したのではないか」とみている。

 一方、東海大が大涌谷で10日に実施した火山ガスの定点観測では、最近は低下傾向が続いていた二酸化炭素(CO2)の硫化水素(H2S)に対する比率が若干高まっていた。調査した大場武教授は「金時山の地震活動と関連している可能性もある」と分析している。


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