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平塚の農家が「食用バラ」の栽培に成功

社会 神奈川新聞  2009年09月02日 00:00

料理の飾り付けだけでなく実際に香りや味、食感も楽しめる「食用バラ」の栽培に、平塚市城所の農家横田敬一さん(43)が成功し、今夏から県内のレストランなどに出荷を始めている。食べられるバラの栽培は県内初で、全国でも珍しいという。横田さんは「バラは神奈川や平塚の名産品。バラを食べる食文化がこの地から育てばうれしい」と話している。

「バラは食べられる?」。友人のシェフが、親子3代バラづくりを続ける横田さんに質問をしたのが、研究のきっかけだ。昨春ごろから、100種類以上を口に入れて味を確認。その中から、渋味が強いものなどを除き、香りが高くキャベツなど葉物野菜のような食感が得られる7種類を食用にも適していると判断した。

食用のため安全性にも配慮を重ねた。化学農薬を一切使用せず、害虫は天敵で駆除するなど手間暇をかけて独自の食用バラに仕上げた。現在、白色のアンタルティック、濃いピンクのイブピアッチェ、アイボリーのフェアビアンカの3種類を栽培。年末には黄色や紫など計7種類が出そろう予定だ。

デザートの彩りだけでなく、こってりした肉料理にも合うと評価され、平塚市内を中心にフレンチやイタリアンなど7店に納品。特に女性客が好んで食べているという。今後はジャムなどの加工品にも挑戦し、来年には年間5万輪を出荷するのが目標だ。

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