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帰宅困難者どう誘導、川崎駅周辺で大規模震災対策訓練/神奈川

社会 神奈川新聞  2013年11月20日 21:44

一時滞在施設で水などを受け取る参加者ら=川崎区の川崎アゼリア
一時滞在施設で水などを受け取る参加者ら=川崎区の川崎アゼリア

大規模地震が発生し、多数の帰宅困難者が出た場合を想定した対策訓練が20日、川崎駅周辺で行われた。同駅周辺で実施されるのは初めてで、市民や交通事業者、民間事業者など約500人が参加。一時滞在施設への帰宅困難者の誘導などを通し、手順や連携のあり方を確認した。

市などでつくる「川崎駅周辺地域都市再生緊急整備協議会」の主催。マグニチュード(M)7・3の市直下地震が発生すると、同駅周辺では約1万9千人の帰宅困難者が出ることが予想されており、9カ所ある一時滞在施設にスムーズに誘導できるかが大きな課題になっている。

訓練は午後3時に市直下でM7・3の地震(川崎区と幸区で最大震度6強)が起き、両区で6千人以上の死傷者が出ている、という想定で行われた。

帰宅困難者役の市民らは、JR川崎駅東口と西口の駅前広場に分かれて集合。近くの川崎フロンティアビル2階に開設された「情報受発信拠点」を中心に、駅や区役所、一時滞在施設の担当者が「簡易無線機」で連絡を取り合いながら、川崎アゼリア、ミューザ川崎、川崎フロンティアビルの3カ所に分けて誘導した。市民らは避難先でペットボトル入りの水やブランケットを受け取った。

帰宅困難者役として車いすで参加した市職員の小柳由梨江さん(20)は、「経験しておけば役に立つと思って参加した。今回はみんなに助けてもらったので良かったが、本番はきょうほどスムーズにできるか分からない」と話した。

訓練後、検討会を開催。市防災企画専門員の日野宗門氏は、2011年3月の東日本大震災の際、車道にあふれた帰宅困難者が渋滞を悪化させ、緊急車両が通れないなどの問題が発生したことを説明。「的確なアナウンスがあれば、行動をコントロールできる」と指摘した。

同協議会は今回の訓練を踏まえ、来年3月末までに「川崎駅周辺地域都市再生安全確保計画」を作成する方針。

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