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小栗上野介ゆかりの地、高崎の中学生が海自音楽隊と共演/横須賀

社会 神奈川新聞  2013年11月17日 00:15

江戸幕府最後の勘定奉行で「横須賀製鉄所」の建設に尽力した小栗上野介を題材にした吹奏楽曲が16日、横須賀市内で開かれた「ヴェルニー・小栗祭式典」で披露された。小栗ゆかりの群馬県から訪れた高崎市立倉渕中音楽部の部員12人が、海上自衛隊横須賀音楽隊と共演。力強い演奏でその功績をたたえた。

披露されたのは、都内在住の作曲家福田洋介さんが手掛け、倉渕中音楽部にプレゼントした曲「小栗のまなざし-小栗上野介公に捧ぐ」。

「生徒1人に1楽器」をモットーに吹奏楽に取り組んでいる倉渕中のために、近くにある小栗の菩提寺、東善寺の村上泰賢住職が「故郷ゆかりの人物を取り上げた曲を贈りたい」と、福田さんに作曲を依頼したのがきっかけだった。

幕末の動乱期を駆け抜けたその人生を表すかのような迫力のある曲は、今年4月に完成。5月下旬に倉渕町で開かれた「小栗まつり」で初演された。ただ、このときは楽譜が届いて間もないこともあり、本来は7分ある演奏時間を4分に縮めてのお披露目だった。

「まなざし」を公式な場でフル演奏するのは、16日の横須賀が初めて。心のこもった精いっぱいの演奏が披露されると、約200人の式典参加者からは大きな拍手が送られた。

無事演奏を終えた2年生で部長の塚越日向乃さん(14)は、「これまでで一番緊張しましたが演奏し終えることができてほっとしています」「これからも群馬ゆかりの人物の功績をこの曲を通じて多くの人に伝えていきたい」と話していた。

小栗はフランス人技師フランソワ・レオンス・ヴェルニーとともに「横須賀製鉄所」の建設に携わり、その後の横須賀の発展や日本の近代化の礎を築いた。横須賀市はその功績を顕彰しようと、1952年から毎年、市主催で式典を開いている。

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