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手作りの熊除け鈴、電機会社の従業員が山間地域児童らに寄贈/相模原

社会 神奈川新聞  2013年11月12日 22:42

クマが通学路や住宅近くで毎年のように目撃される相模原市緑区の山間地域の子どもたちに12日、市内の電機会社で働く母親らが手作りした「熊除(よ)け鈴」が贈られた。端材を有効活用したもので、関係者が市立藤野小学校(同区日連)を訪問、山間地域の計10小中学校の児童生徒計約820人分を届けた。

訪問したのは、産業用機械の制御盤を製作している中村電機(同市南区大野台)の中村勝彦社長(42)と、パートの福田智枝子さん(38)ら子育て中の従業員。

中村社長は「製造過程で余ったカラフルな電線の端材が子どもたちの安全な通学に役立てば」と、熊除け鈴に目を付けた。端材で自分用のアクセサリーを作っていたパート従業員に協力を依頼。試作を繰り返した末、丈夫で形を作りやすい電線の特徴を生かし、先端に直径3センチほどの鈴を取り付けて編み込み、仕上げた。10月下旬から11月上旬にかけ、手分けして自宅で全員分を完成させた。

藤野小で行われた贈呈式には全校児童244人が参加。各学年の代表が熊除け鈴を受け取った。児童会役員で5年の榎本有伽さん(11)は、これまでは人通りの多い道を選ぶなどクマに注意していたといい、「鈴が大きくてきれい。ランドセルに付けます」と喜んでいた。同校ではお礼に、学校農園で作った大根とサツマイモを贈った。

中村社長は「1個ずつ心を込めた手作り品。かばんやランドセルに付け、クマから身を守ってください」と呼び掛けた。子どもたちに直接手渡した福田さんも「安全な登下校に役立ててもらえれば」と話した。

市教育委員会によると、緑区の山間地域でクマの目撃や、足跡などの痕跡があったとの情報は2012年度で22件。今年も4件寄せられ、各校に注意喚起している。

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