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特産フルーツでお酒、県西部酒蔵と農家が共同開発/神奈川

社会 神奈川新聞  2013年10月25日 21:41

リキュールを開発した井上酒造の井上社長=大井町上大井
リキュールを開発した井上酒造の井上社長=大井町上大井

県内特産のかんきつ類「片浦レモン」と「湘南ゴールド」を使ったリキュールを県西部の酒蔵と農家らがタッグを組んで開発した。清酒ベースでほのかに酸味と甘みを感じ、清涼感のある口当たりが特徴。酒店や旅館、飲食店、土産店などで来年2月ごろから販売される予定で、関係者は地域活性化にも期待を高めている。

発案したのは大井町上大井の老舗酒蔵「井上酒造」で、約2年前からリキュールの開発を進めていた。こうじの造り方を工夫するなどリキュールに適した清酒の製造に取り掛かり、片浦レモンの酸味と湘南ゴールドの甘みが絶妙なバランスとなるように試行錯誤を重ね、約8カ月かけて製造法が完成。16日に国の地域産業資源活用事業に認定され、最大3千万円を補助されることも決まった。

県酒造組合によると、国内の清酒出荷量(課税ベース)は1973年度の176万キロリットルをピークに、2011年度は60万キロリットルに減少。新規市場の開拓が課題となっている。

そんな状況下で井上酒造は、国内で清酒に比べ約4倍の需要があり、ウイスキーやブランデー、果実酒、焼酎よりも人気が高まっているリキュールに着目。アルコール度数が低い特徴を生かし、清酒ファンの拡大に向けた新たな一手として取り組んでいる。

同酒造の井上寛社長は「日本酒を飲んでいない人たちを引きつけたい。売り上げ向上や雇用拡大につなげて地域に貢献できれば」と話していた。

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